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XMの原油(オイル)CFD先物のメリット&稼ぐコツ

XMで原油(オイル)取引をする魅力とメリット XMのCFD

XMの原油CFDは、FXと同じ口座で取引ができ、ツールにはMT4/MT5が利用可能です。XMのFXに慣れている方なら、問題なく原油CFDの取引を始められます。

XMの原油CFDには「ボラティリティが高く、スワップポイントが発生しない」という特徴があります。この特徴を活かせば、少額からスタートした場合も、短期間で大きな利益を狙うことが可能です。また、日またぎのトレードで不利になることがないため、中期のスイングトレードや長期取引にも向いています。

今回は、XMで原油を取引するメリット・原油CFDの注意点や取引条件をご紹介します。原油の価格変動要因を深く理解するために、OPECやシェールオイルについても解説します。

XMトレーディング攻略_娘

3ヶ月で価格が3分の1まで下がった原油! トレーダーなら必見だね!

原油(オイル)相場の近況と見通し<2024年3月現在>

先月のオイル相場

2023年9月末から原油相場は、下降トレンドが継続していました。供給面に関しても、米国などの原油供給増がOPECの減産を補う見込みが不完全で、需給がひっ迫していたといえます。

<WTI原油CFD リアルタイムチャート:4時間足>

今後のオイル相場の予想

今後のオイル相場では、上昇気味のレンジが続くと予想してトレードすることをおすすめします。

レンジ相場では逆張りが有効になりますが、中東問題がさらに緊迫して地政学的リスクによる供給不安が発生すれば、急騰する可能性もあります。

原油取引時には、最新のニュースをチェックして、供給不安が高まることがないか確認しておきましょう。また、需要減少⇒原油価格急落の流れも考えられます。さらに米国を中心とした株価にも注目が必要です。

XMトレーディング攻略_パパ

2024年3月も原油相場には要注目!

XMで原油(オイル)を取引するメリット

ゴールド取引のメリット

XMの原油CFDのメリット

・4種類の原油を取引できる
・レバレッジ最大66.6倍で取引できる
・FXと同じように取引できる

・スワップポイントが発生しない
・ゼロカットシステムが適用される
・両建てで効率的に取引できる
・ボーナスやポイントでお得に取引できる

4種類の原油を取引できる

XMの4種類の原油CFD

・OIL(WTI Oil)/ニューヨーク原油先物
・OILMn(WTI Oil Mini)/ニューヨーク原油先物ミニ
・BRENT(Brent Crude Oil)/ロンドン原油先物
・GSOIL(London Gas Oil)/ロンドン軽油先物

XMの原油CFDは、OIL(WTI Oil)・OILMn(WTI Oil Mini)・BRENT(Brent Crude Oil)・GSOIL(London Gas Oil)の4種類です。

ある程度の資金があるトレーダーにはOIL、少額から原油取引を始めたいトレーダーにはOILMnがオススメです。

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XMでは4種類の原油が取引できるよ!

OIL(WTI Oil)/ニューヨーク原油先物

オススメの人:資金が多いトレーダー
オススメの取引時間帯:21:00〜6:00(日本時間)

OIL(WTI Oil)は、アメリカの西テキサス原産の原油で、原油の中では最もメジャーな商品です。「1lot=100Barrels」と保有ポジションが大きくなるため、ある程度の資金力があるトレーダーにオススメの商品となっています。

OILは、原油消費国No.1のアメリカ、ニューヨークで取引されています。そのため、取引には、ニューヨーク市場が活発に動いている時間帯がオススメです。OILのレートは、米市場からの価格決定をもとに動きます。

OILMn(WTI Oil Mini)/ニューヨーク原油先物ミニ

オススメの人:少額から取引を始めたいトレーダー
オススメの取引時間帯:21:00〜6:00(日本時間)

OILMn(WTI Oil Mini)はOILと同じ商品ですが、OILMnの方では「1lot=10Barrels」から取引を始めることが可能です。これはOILの10分の1になります。

OILMnとOILは、1ロットあたりの取引量だけが異なり、それ以外はスプレッド等も含めて全て同じです。

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最初はOILMnで少額からスタートがオススメ!

BRENT(Brent Crude Oil)/ロンドン原油先物

オススメの取引時間帯:15:00〜2:00(日本時間)

BRENT(Brent Crude Oil)は、ノルウェー・イギリスの北海原産の原油です。BRENTはOILと比べると、価格が10ドル(約1,000円)ほど高く設定されています。

BRENTのレートは、ヨーロッパ市場やアジア市場での価格決定をもとに動きます。そのため、取引には、ヨーロッパ市場が活発に動いている時間帯がオススメです。

GSOIL(London Gas Oil)/ロンドン軽油先物

オススメの取引時間帯:15:00〜2:00(日本時間)

GSOIL(London Gas Oil)は、精製後の軽油が対象の商品です。原油と比べると、価格が10倍ほど高く設定されています。

GSOILは、レートの動きがOILと相似しています。しかし、限月の設定が他の原油とは異なるため、長期間のポジション保有には注意が必要です。

レバレッジ最大66.6倍で取引できる

銘柄 コントラクトサイズ レバレッジ 必要証拠金率 必要証拠金
(1lot)(注)
OIL 100 Barrels 66.6倍 1.5% 約10,500円
OILMn 10 Barrels 66.6倍 1.5% 約1,060円
BRENT 100 Barrels 66.6倍 1.5% 約11,000円
GSOIL 4 Tonnes 33.3倍 3% 約7,300円

(注)オープン価格(現行価格)が63ドル、ドル円レートが110円の場合。

XMの原油CFDのレバレッジは、最大66.6倍(GSOILのみ最大33.3倍)です。XMのFX通貨ペア(レバレッジ最大1,000倍)と比べると、原油CFDのレバレッジそのものは高くありません。しかし、原油相場はボラティリティが非常に高いので、実質的にはかなりハイレバレッジな取引が可能です。

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国内のCFD取引はレバレッジ10〜20倍だから、XMはその3倍以上だね!

必要証拠金の計算方法

ロット数 × コントラクトサイズ × オープン価格 × 必要証拠金率 = 必要証拠金

原油CFDの必要証拠金を求める計算式は上記の通りです。OILのオープン価格が63ドル、ドル円レートが110円の場合、1ロットの取引をするためには「1ロット × 100バレル × 63ドル × 0.015 = 95ドル」という計算から、必要証拠金が95ドル(約10,500円)に必要になります。

<OILの週足チャート>

原油(OIL)の週足チャート

オープン価格は毎秒ごとに変化するため、その都度確認が必要です。また、買い注文(BUY)の場合はASK値、売り注文(SELL) の場合はBID値がオープン価格となります。

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原油の単位は、Barrels(バレル)とTonnes(トン)だよ

FXと同じように取引できる

XMの原油CFDとFXは、どちらもチャート分析から実際の取引までMT4/MT5で完了します。なので、原油CFDとFXはまったく同じ取引環境といえるでしょう。

原油CFDとFXはツールだけではなく、取引口座も同じものが利用可能です。そのため、すでにXMでFX取引をしている方は、通貨ペアを選ぶ感覚で原油CFDを選ぶことができます。

XMトレーディング攻略_パパ

原油CFDとFXは、XMポイントの付与率が異なるだけで、その他の仕様やルールは全て同じだよ!

スワップポイントが発生しない

XMの原油CFDでは、マイナス・プラスどちらのスワップポイントも発生しません。

スワップポイントが発生しない分、XMの原油CFDでは日またぎのトレードで不利になることがありません。そのため、XMの原油CFDは、中期のスイングトレードや長期取引に向いているといえます。

FX業者の中には、利息としてマイナススワップを設けている業者も少なくありません。XMはそれらの業者と比較すると、トレーダーにとって断然有利な取引が可能です。

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スワップポイントが0円だと、色々なトレードの手法が試せるよ!

ゼロカットシステムが適用される

XMの原油CFDでは、FX通貨ペアと同様にゼロカットシステムが適用されます。

XMのゼロカットシステムでは、証拠金を上回る損失が出た場合も追証がありません。そのため、トレーダー側が借金を負う心配もなく、安心して取引を続けられます。

XMのゼロカットのルールについては、下記の記事をご覧ください。

両建てで効率的に取引できる

XMの原油CFDの両建ては、売り・買いのどちらか一方だけの必要証拠金で可能です。そのため、1ロット分だけの証拠金で、売り・買いの両ポジションを保有することができます。

通常のFX業者では、原油で両建てをする場合、売り・買いの合計2ロット分の証拠金が必要になります。XMの原油CFDの場合は、50%の証拠金で両建てが可能です。ただし、原油はボラティリティが高いので、証拠金維持率は高めに設定することをオススメします。

XMトレーディング攻略_男の子

XMでは同一口座間での両建てはOKだけど、それ以外は禁止されてるから注意!

XMの両建てのルールについては、下記の記事をご覧ください。

ボーナスやポイントでお得に取引できる

XMの原油CFDでは、FX通貨ペアと同様にボーナスを利用できます。XMのボーナスには、新規口座開設で受け取れる13,000円の口座開設ボーナスや、入金するごとに最大105万円までのボーナスを受け取れる入金ボーナスがあります。

XMの原油CFDでは、1ロットあたり最大700円分のXMポイントを貯めることが可能です。XMポイントはクレジットに換金して取引に利用することや、現金に換金して利益分と同じように出金することができます。付与率は異なりますが、原油CFDもFX通貨ペアもXMポイントのルールは全て同じです。

XMのボーナスやポイントのルールについては、下記の記事をご覧ください。

海外FXでNO.1のポイント還元率

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XMで原油(オイル)を取引する際の注意点

原油取引をする際の注意点

XMの原油CFDの注意点

・取引に限月(満期)がある
・スプレッドが広い
・日本の深夜帯に相場が大きく動く
・相場激動時は取引不可

取引に限月(満期)がある

XMの原油先物CFDには、ポジションを売る必要がある期間「限月(満期)」が設定されています。限月は銘柄名に表示されており、「GSOIL-JAN24」の場合は「2024年1月」が強制決済日となります。

原油CFDの限月

原油先物CFDの表記例

GSOIL-JAN23:London Gas Oil Futures January 2024
(ロンドン軽油先物の限月が2024年1月まで)
OIL-FEB23:WTI Oil Futures February 2024
(ニューヨーク原油先物の限月が2024年2月まで)
OILMn-FEB23:WTI Oil Mini Futures February 2024
(ニューヨーク原油先物ミニの限月が2024年1月まで)

限月までポジションを保有したままでいると、XM側から強制決済されます。限月の目安は購入からおよそ1ヶ月後となっているので、その期間内に必ず取引を完了させるようにしましょう。

XMトレーディング攻略_パパ

限月は大体1ヶ月程度で、最長でも3ヶ月だよ

スプレッドが広い

XMの原油CFDはスプレッドが5pipのため、他の海外FX業者と比べると広く設定されています。ただし、国内FX業者ではスプレッドが4pipなので、XMは国内業者とほとんど変わらないスプレッド設定ともいえます。

XMの原油CFDは、中期のスイングトレードや長期取引に向いているので、スプレッドの広さは大きな問題ではありません。逆にスキャルピングをする場合、スプレッドが広いと致命傷となるのでご注意ください。

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中期〜長期のトレードなら、スプレッドの広さはそこまで問題なし!

XMの原油CFDは、スプレッドが広い分、他の海外FX業者よりも必要証拠金の最低額が低く設定されています。そのため、まずは少額から原油の取引を始めてみたい方にオススメです。

日本の深夜帯に相場が大きく動く

取引時間(注) オススメの取引時間
OIL
8:05〜翌6:55 21:00〜翌6:00
OILMn
8:05〜翌6:55 21:00〜翌6:00
BRENT
10:05〜翌7:55 15:00〜翌2:00
GSOIL
10:05〜翌7:55 15:00〜翌2:00

(注)サマータイム時には1時間ずつ早まります。金曜日(日本の土曜の早朝)の閉場は、45分早まります。

XMでは原油の取引が平日なら、上記の時間帯でいつでも可能です。市場が米国の原油とヨーロッパの原油では、開場・閉場の時間帯が異なるのでご注意ください。

原油CFDでは、日本時間の深夜帯に大きな値動きが起こります。深夜帯の取引では大きな利益を狙うこともできますが、その反面リスク管理が難しくなるので注意も必要です。

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取引自体は、ほぼ24時間可能だね!

XMの取引時間がイレギュラーになる期間については、下記の記事をご覧ください。

相場激動時は取引不可

XMでは、あまりにも激しく相場が動いた際に、原油CFDの取引が中止されることがあります。

突然取引不可の状況になった際には、ベストのタイミングでポジション保有や利益確定ができないリスクがあることを考慮しておきましょう。

原油(オイル)とは

シェールオイルの台頭により価格の変動が生まれた原油ですが、世界経済の基軸となるエネルギーの主役であることに変わりはありません。化石燃料で埋蔵量に限りがあるため、本格的な利用が始まった19世紀後半以降、世界中の国々がその争奪戦を繰り広げてきました。今日でもその流れは変わらず、高騰に目を付けた投機マネー等も巻き込み、価格が大きく動いています。

原油(オイル)の用途

原油(オイル)とは、不純物を取り除く前の状態を指します。原油は精製することで、ガソリンや灯油、軽油、重油等の様々な石油製品になります。これらは燃料として利用されるほか、プラスチックや繊維等の化学製品としても幅広く活用されます。

XMトレーディング攻略_男の子

原油はいろいろな物を作り出すから影響力があるんだね

飛行機や船といった大規模な輸送手段においても、主に重油等の石油燃料は大量に使用されています。そのため、「石油価格が高騰→輸送費の増大」という形で、他のコモディティ銘柄の価格動向にも直接的な影響を与えることも少なくありません。一見、まったく無関係の分野であっても石油のパワーが関わっているのです。

XMトレーディング攻略_パパ

石油の消費量が多い米国では、原油価格が1ドル下がると個人消費が1%増加するともいわれているよ

どこで生産されるのか

以前まで原油の生産地は、サウジアラビアやUAE、イラク、クウェート等の中東地域が主役でした。当時は、原油の埋蔵量の3分の2が中東地域に眠っているともいわれていたのです。

しかし、米国のシェールオイルの生産が10年で2倍強に拡大したことで、2018年に米国の原油生産量が45年ぶりに世界最大になりました。ここ数年のシェールオイル、産地によって品質や性質は大きく異なっており、高品質で知られる米国産はWTI、同じく高品質の北海産はブレントと呼ばれる等、地域や品質によって銘柄が定められています。

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ここ数年の米国のシェールオイル生産量の伸びは驚き!

原油(オイル)の主要生産地

原油(オイル)の主要生産地

主要生産国

原油の生産国

主要消費国

原油の消費国

原油の取引市場と価格の動き

現在、原油価格の世界的な基準になっているのは、ニューヨークのNYMEX市場で取引されるWTI原油です。これに続くのがロンドンのインターコンチネンタル市場で取引される北海ブレント原油で、さらに中東産のドバイ原油がそれに続きます。

価格動向としては高騰がたびたび伝えられる通り、右肩上がりのトレンドが続いています。しかし、2014年の暴落のように、非常に大きな価格変動を見せることもあります。

基本データ
原油の種類 WTI、北海ブレント、ドバイ原油等 主な生産国 中東諸国、ロシア、アメリカ、中国
利用用途 各種燃料、プラスチック、繊維等 主な輸入国 アメリカ、日本、ドイツ
年間生産高 約40億トン 日本の輸入量 約2億5,000万トン
NYMEX WTI原油先物チャート(2002年〜2019年)原油(オイル)の年間チャート

原油(オイル)取引の魅力

原油(オイル)取引の魅力

原油取引の3つの魅力

・原油は世界経済に必須
・原油はボラティリティが高い
・原油取引とFX取引は同じ仲間

原油は世界経済に必須

自動車の燃料を中心に、原油に依存する暮らしになって長い年月が経ちます。しかし、最近では電気自動車の登場により、将来的に原油の需要が減少するのではないか、という意見を一部のアナリストが述べています。

電気自動車の決定的な欠点は、充電ステーションというインフラを構築する必要があること、そして充電に時間が掛かることです。

先進国ではこれらの問題が解決可能かもしれませんが、新興国においてはガソリン自動車ですら貴重な存在であり、電気自動車のインフラが整うのは相当先になります。また、飛行機やタンカーは大量に原油を消費しますが、電気飛行機や電気タンカーはいまだに開発段階にすら入っていません。

従って、原油は世界経済に必須であり、その価値がゼロになることはないといえます。

XMトレーディング攻略_娘

原油はこれからも重要なエネルギーであり続けるね!

原油はボラティリティが高い

原油CFDの特徴の1つは、ボラティリティが高い(激しい)という点です。原油相場のボラティリティは、上昇・下降のどぢらか一方で大きく動く傾向があります。

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ボラティリティは「価格変動の度合い」という意味だよ!

ボラティリティが高いと?

メリット:短期間でも利益を狙うことが可能
デメリット:ゼロカットになるリスクが高い

原油のボラティリティの高さは驚くほどで、1日で2ドルや3ドルと動くこともあります。なので、リスクもありますが、得られるリターンも大きくなります。

XMトレーディング攻略_パパ

最近では1日で20%以上も価格が動くことがあったね

原油取引は、テクニカル分析だけでなく、ファンダメンタルズ分析が得意な人にも好まれる銘柄です。世界中のニュースを把握することで、原油の方向性が一定程度分かるので、さまざまな分析手法を使うことができます。

上記の理由から、原油CFDでは短期間でも大きな利益を得ることが可能ですが、必要証拠金維持率等のリスク管理を徹底しなければ、すぐにゼロカットになるのでご注意ください。

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原油価格は、政治・経済・環境の影響等で上下しやすいよ!

原油取引とFX取引は同じ仲間

CFD取引という部類は、FXトレーダーにも馴染み深い取引となります。

CFDとは「Contract For Difference」の略で、差金決済取引ともいわれます。これは、株式や債券等のように、現物を売買し損益が発生するものとは異なります。つまりは銘柄を売買し、差額だけを決済する取引方法を指します。

FX同様にレバレッジをかけた取引をすることが可能なので、ドル円等の取引と同じように原油取引ができる点も大きなメリットといえます。

初心者の方にオススメのCFDについては、下記の記事をご覧ください。

今すぐ原油取引にチャレンジ!

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原油(オイル)の価格変動要因は?

原油相場の3つ変動要因

原油相場の代表的な変動要因

・OPECの供給量調整
・米国のシェールオイル
中東の信用不安
・景気動向
・ドル相場
・投機マネーの動向

OPECの供給量調整

中東地域の産油国が中心になって組織された石油輸出国機構(OPEC)では、オイルの供給量を任意にコントロールしているため、その意向は価格動向に大きな影響を与えます。

米国のシェールオイル

シェールオイルにより生産国1位の米国は消費量もナンバー1です。シェール事業の経営不安により生産量が落ちた場合、均衡崩壊による原油価格及び米国経済への影響は小さくありません。

中東の信用不安

一大生産地である中東地域は、政治的・軍事的に不安定であり、情勢によってオイルの供給ストップが懸念されて、国際的な取引価格を大きく動かす可能性が少なくありません。

景気動向

オイルの消費量は経済活動と比例する傾向があるため、好景気局面ではオイルの需要が増大し、価格も上昇する傾向があります。中国等の新興国の旺盛な消費拡大にも注目が集まります。

ドル相場

ドル価格の上昇はオイル価格下落、ドル価格の下落はオイル価格上昇につながるケースが一般的です。ドルの信認低下が叫ばれる昨今、特に注目される変動要因の1つです。

投機マネーの動向

近年の乱高下は投機マネーが大きく関わっているといわれるように、オイル価格の変動要因として見逃すことができない要素です。インフレ懸念等から年金基金が参入してくることもあります。

原油の価格動向については、様々な要因が複雑に絡み合っています。たとえば、中東地域に有事が発生すると、原油は一気に価格が上昇します。さらに投機マネーが便乗して、大暴騰を招くというケースも少なくありません。

ここからは今日の原油相場の主な変動要因である、OPEC・米国のシェールオイル・地政学リスク&コロナショックについて解説していきます。

(1)OPECの動向

OPEC加盟国の動向、及びOPECvs石油メジャーの駆け引きに注目!

OPEC誕生の歴史

20世紀、オイルの争奪戦が熾烈を極めるようになると、二度の世界大戦を経験する中で戦勝国となったイギリス・アメリカ・オランダ等から、石油メジャー(国際石油資本)が形成されました。

石油メジャーは、1960年頃までオイルの採掘権や販売権といった「石油利権」を独占し、世界中のオイル価格と供給を支配していました。この状況を一変させたのが、中東地域の産油国が中心となって設立されたOPEC(石油輸出国機構)です。

1960年に誕生したOPECは、強固な石油メジャーの利権を少しずつ切り崩していき、1970年代のオイルショックを機にオイル価格に関する主導権を掌握しました。OPECは以後、強い発言権を保持しましたが、近年では全盛期の勢いを失っており、勢力的には再び盛り返した石油メジャーと拮抗する状況となっています。

OPECの動向

石油輸出国機構(OPEC)の原油生産量は、世界の総生産量の約4割を占めています。そのため、OPEC加盟国の生産動向は原油市場に大きな影響を与えます。

たとえば、OPEC加盟国がそれぞれ協力して原油生産量を制限する「協調減産」が実施されると、世界全体の供給量が大きく減少することになるため、原油価格の上昇要因となります。

逆に、OPEC加盟国が原油を増産したり、協調減産の足並みが揃わなければ、原油は下落する傾向にあります。

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原油取引をするなら、OPECの動向は要チェック!

(2)シェールオイルの生産状況

世界の原油価格に影響を与える、米国のシェールオイルの生産動向に注目!

シェールオイルの歴史

2000年以降、米国領土内でのシェールオイルの発見と掘削技術の発展により、シェールオイルが石油市場を大きく変化させました。

輸入国ナンバー1の米国が、余剰となった分のシェールオイルを他の消費国に輸出する立場となったことで、アルジェリアやナイジェリア(シェールオイルと品質が似ている原油を米国に輸出していた産油国)が多大な影響を被るようになったのです。

しかし、シェールオイルも原油価格の下落による危機を迎えています。中東の巨大油田で産出する原油に比べると開発コストが高いシェールオイルは、1バレルが50ドル以下になると利益を出すことができません。そのため、現在ではシェールオイルの開発会社が、軒並み倒産する状況となっているのです。今後もこの構造は変わらないと予想されています。

シェールオイルの開発会社とOPECの我慢比べは、結果的に現在の原油市場の大きな問題となっています。

シェールオイルの生産動向

シェール層からの原油の抽出が可能となった、いわゆる「シェール革命」によって世界のエネルギー事情は一変しました。これを機に、世界最大の原油輸入国であった米国が、世界最大の産油国となったのです。

そのため、米国のシェールオイルの生産動向は、世界の原油価格に大きな影響を与えます。

たとえば、毎週金曜日に発表されるシェールオイルの掘削装置の稼働数が減少すると、今後の生産量減少に繋がるので、原油価格の上昇要因となります。

逆に、掘削装置の稼働数が増加すると、原油価格の下降要因となる傾向にあります。

注意点としては、シェールオイルの生産コストは中東諸国の原油生産コストに比べて高いため、原油価格が急激に下落すると多くの関係企業が倒産し、原油価格のボラティリティが高まるという傾向にあることです。

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シェールオイル開発会社の経営危機に関するニュースには注意しないとね

(3)地政学リスク&コロナショック

原油価格に直接的な影響を与える、政治・経済・環境問題に注目!

政情不安やテロの発生等で地政学リスクが高まると、今後の生産・輸出が今まで通りに行われるかが不透明になり原油価格の上昇要因となります。

産油国の密集している中東やその他の地域の産油国の動向には、特に注目が必要です。中東諸国はイスラエルと対立関係にあり、中東諸国同士もイスラム教のスンニ派とシーア派に分かれているので、紛争が勃発しやすい環境にあります。

最近では新型コロナウイルスの影響で人の移動が制限されているため、飛行機や自動車を動かすためのガソリンの需要が減少し、原油価格に影響を与えています。経済の動きが直接原油価格に影響を与えるというのが、この商品の特徴であるといえます。

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コロナ禍で今後の原油相場がどう動くのか注目だね

XMの原油(オイル)の取引条件

OIL(WTI Oil)

最低価格変動 0.01000
値動きの最小値 USD 1
最低スプレッド 0.03
1ロットあたりの価値 100 Barrels
最小/最大取引サイズ 1/400
必要証拠金率 1.5%

OILMn(WTI Oil Mini)

最低価格変動 0.01000
値動きの最小値 USD 0.1
最低スプレッド 0.03
1ロットあたりの価値 10 Barrels
最小/最大取引サイズ 1/4000
必要証拠金率 1.5%

BRENT(Brent Crude Oil)

最低価格変動 0.01000
値動きの最小値 USD 1
最低スプレッド 0.03
1ロットあたりの価値 100 Barrels
最小/最大取引サイズ 1/400
必要証拠金率 1.5%

GSOIL(London Gas Oil)

最低価格変動 0.01000
値動きの最小値 USD 0.04
最低スプレッド 1.2
1ロットあたりの価値 4 Tonnes
最小/最大取引サイズ 1/500
必要証拠金率 3%

今日のスワップ&スプレッドを見る

XMで「原油(オイル)」のデモ取引をする

XMでのデモ口座の作り方はこちらの記事から

原油取引で注目すべき指標

原油の注目指標には、世界最大のオイル消費国であるアメリカの動向がポイントとなっています。そのため、米国政府系のレポートは常に大きな関心を集めます。

毎週水曜日の深夜0:30発表の経済指標「EIA週間石油統計」は、原油価格に最も影響を与える指標です。原油の値動きは上昇・下降のどぢらか一方に大きく動く傾向があるため、「EIA週間石油統計」を活用すれば大きな利益を狙うことも可能です。

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毎週水曜の深夜0:30発表の「EIAの石油統計」には特に注目!

原油価格自体が、各種コモディティ価格を左右する存在でもあります。世界の景気動向等に直接影響を受けることから、「米国雇用統計」といった大指標についても注目する必要があるでしょう。

EIA週間石油統計

オイル関連の指標には様々なものがありますが、その中でも米国エネルギー省/米エネルギー情報局(DOE/EIA)が毎週発表する石油統計は、最も注目の指標といえます。世界の原油価格のベースとなっているのはWTI原油ですが、この石油統計はWTI原油の価格に大きな影響を与えているため、世界中のオイル関係者が注目しています。

米国雇用統計

アメリカの労働省が毎月第1週目の金曜日に発表。各項目のうち「非農業部門雇用者数」が特に注目され、予想よりも良い数字が出ると、景気浮揚に対する期待が高まります。雇用統計の結果はドル相場にも大きな影響を与えるため、この観点からも、オイル価格に関しては見逃せない指標となっています。

今の「原油価格」はここがポイント

2022年の上半期、市場は上昇局面にありました。その大きな理由は、OPECをはじめとする産出国の増産ペースの遅緩です。

一方で、ジェット燃料の消費鈍化や封鎖措置に伴う景気悪化により、原油需要が減少する可能性は無いわけではありません。しかし、こうした需要の減少よりも供給のひっ迫の影響が強く、上昇リスクの方が高いと判断できます。

原油の供給に関しては、OPECプラスが原油の増産ペースを小幅にとどめることを表明しているため、供給量は大きく増加しない見込みです。上記の理由から、市場では原油価格のトレンドは上向きのバイアスが強くなるという見解が示されています。

ただし、気になるのは景気後退入りです。本格的に景気後退が見られれば需要減少により、1~2年の長いスパンで下落トレンド入りする可能性が高くなります。

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雇用統計やGDPなどの経済指標の結果は要チェックね!

その他のCFD銘柄研究ガイド
XMのCFDの基本情報については、下記の記事をご覧ください。

XMの原油(オイル)取引 まとめ

XMでFXをしていて、次にCFDに挑戦しようと思っている方には、原油CFDが1番のオススメです。XMの原油CFDなら、FXと全く同じ環境で取引を行うことができます。取引口座やMT4/MT5のツール、ボーナスやXMポイントに関するルールまで、原油CFDとFXはまったく同じです。

XMの原油CFDの「ボラティリティが高く、スワップポイントが発生しない」という強みを活かせば、少額からスタートした場合も短期間で大きな利益を狙うことが可能です。XMのCFDに興味をお持ちの方は、最初は原油CFDから始めてみることをオススメします。

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FXと同じ仕様だから、原油CFDは敷居が低くて良いね!