XM(XMTrading)は、最大1,000倍のレバレッジを掛けられるため、少ない資金でスワップポイント狙いの長期投資が可能です。
通貨間の金利差によって発生するスワップポイントは、実は海外FX業者が個別にポイントを決定しています。そのため、業者ごとにスワップポイントには差があり、それに従って狙い目となる通貨ペアも異なります。
今回は、スワップポイントの高さも魅力であるXMで、スワップ投資をする際におすすめの通貨ペアをランキング形式でご紹介します。
XMのスワップ狙い通貨ペアおすすめランキング(2024年3月現在)
通貨ペア | ポジション | スワップポイント | |
---|---|---|---|
1位 | EURTRY |
売り | 4,463円 |
2位 | USDTRY |
売り | 2,456円 |
3位 | GBPJPY | 買い | 1,252円 |
4位 | USDMXN | 売り | 1,037円 |
5位 | USDJPY |
買い | 1,033円 |
2024年3月 現在
全体的に見ると、ハンガリーフォリント絡みの通貨ペアがスワップポイントが大きい傾向があります。また、高金利国の通貨として有名なトルコリラや南アフリカランドよりも、大幅な円安により日本円との通貨ペアの方がスワップが大きくなっています。金利差が大きいほど、スワップも大きくなるので、各国の政策金利には注目です。
高金利と低金利のペアが狙い目!
上記の通貨ペアのポジションを保有していれば、安定的に大きなスワップポイントを得られるでしょう。それでは、スワップポイントを狙った取引におすすめの通貨ペアと取引戦略についてご紹介します。
1位:ユーロ/トルコリラ(EURTRY)
1位は、ユーロとトルコリラの通貨ペアです。1lot(10万通貨)のショートで、4,463円のスワップポイントを受け取れます。
トルコリラといえば、高金利通貨の代表格としての評判を得ています。現在の政策金利は45%で、他通貨に比べると非常に高い水準となっています。
ここまで上昇トレンド期間が長かったこともあり、一旦の下落局面に入る可能性は大いにあるでしょう。
<EURTRY リアルタイムチャート:4時間足>
ショートを行う際は、大陰線の出現などの下落シグナルを確認してからにしましょう。エントリーの際は、トルコリラだけでなくドルインデックスの強弱にも気を付けながら取引を行うことがおすすめです。
2位:USドル/トルコリラ(USDTRY)
2位は、米ドルとトルコリラの通貨ペアです。1lot(10万通貨)のショートで、2,456円のスワップポイントを受け取れます。
<USDTRY リアルタイムチャート:4時間足>
4時間足のチャートを見ると、ユーロトルコリラのチャート形状と似ていますが、米ドルトルコリラの方が急騰や急落が少ない綺麗な上昇トレンドといえます。
3位:ポンド/円(GBPJPY)
3位は、英国ポンドと日本円の通貨ペアです。1lot(10万通貨)のロングで、1,252円のスワップポイントを受け取れます。
10月〜11月まではレンジ相場でしたが、11月頭からは上昇トレンドが発生し、その後は一気に急落して、今年に入ってからは上昇トレンドが続いています。
<GBPJPY リアルタイムチャート:4時間足>
レンジ下限で上手く買いエントリーを出して上限で決済すれば、スワップ狙いトレードが可能です。間近の最安値でロングを入れる逆張りトレードが狙い目といえます。
4位:USドル/メキシコペソ(USDMXN)
米ドルとメキシコペソの通貨ペアでは、1lot(10万通貨)のショートで、1,037円のスワップを受け取れます。
メキシコペソは、通常「リスク通貨」として見られています。つまり、世界経済の健全性によって影響を受けやすい通貨であり、世界的なリスクオフの場合は、メキシコペソが下落、つまりUSドル/メキシコペソは上昇します。
<USDMXN リアルタイムチャート:4時間足>
ただし、4時間足チャートを見るとレンジ相場が続いているので、ショートスワップ狙いでエントリーしやすい環境にあります。
とはいえ、米ドル/メキシコペソはスプレッドも広いため、スワップ益が1,000円前後の際は、数週間単位でポジションを持ち続けなければ利益が出ません。
5位:米ドル/円(USDJPY)
5位は、米ドルと日本円の通貨ペアです。1lot(10万通貨)のロングで、1,033円のスワップを受け取れます。
現在、ドル円は、155円に到達で日銀による為替介入が行われるという見方が強くありますが、150円台後半〜155円台ではいつ介入が行われてもおかしくない状態なので、ロングポジション保有時には注意が必要です。
<USDJPY リアルタイムチャート:4時間足>
仮に為替介入が行われたとしても、日本の政策金利の問題が解決されなければ円安は継続するため、介入で下がったタイミングでロングを入れるのもおすすめです。
今後注目:USドル/ハンガリーフォリント(USDHUF)
USドルとハンガリーフォリントの通貨ペアではかつて、1lot(10万通貨)のショートで、1,579円のスワップを受け取れました。
米ドルはユーロよりも金利が高いため、ユーロ/ハンガリーフォリント(EURHUF)ほど高い水準のスワップは受け取れませんが、それでも十分な高スワップでした。
<USDHUF リアルタイムチャート:4時間足>
レンジ相場の際はショートポジションを持つには絶好のチャンスですが、ところどころで反発が見られるため、反発したときを想定してロット調節を行いましょう。
また、米国の政策金利に大きく影響する米国のインフレ状況を注視しておくこともとても大切です。
インフレ水準の低下が見られれば、政策金利引き下げ⇒米国長期金利低下⇒ドルインデックス(DXY)下落→USドル/ハンガリーフォリント下落という流れが発生し、スワップだけでなく、キャピタルゲインによる収入も期待できます。
今後注目:USドル/南アフリカランド(USDZAR)
以前まで南アフリカランドは、メキシコペソやトルコリラと同様に、高金利通貨の代名詞でした。
特にUSドル/南アフリカランドやユーロ/南アフリカランドのショート戦略は、スワップ狙いの投資法として代表的なものだったので、今後も南アフリカランドには注目です。
<USDZAR リアルタイムチャート:4時間足>
<EURZAR リアルタイムチャート:4時間足>
今後注目:ユーロ/ハンガリーフォリント(EURHUF)
かつて、ユーロとハンガリーフォリントの通貨ペアでは、1lot(10万通貨)のショートで、2,192円のスワップポイントを受け取れました。
ハンガリーの法定通貨であるハンガリーフォリントは、日本人にはあまり馴染みのない通貨ですが、現在の金利は13.00%と、高金利通貨として注目が高まっていました。
2021年6月の利上げスタート前の政策金利は、わずか0.6%でした。しかし、その時点から10回以上の利上げを通じて、現在では金利水準が10倍以上に引き上げられたことになります。
<EURHUF リアルタイムチャート:4時間足>
ところどころで大きな反発が見られるため、反発に巻き込まれても大きな損失を出さないように、ロットを落とし気味にエントリーするのがコツといえます。また、反発したら戻り目を狙っていくイメージで売りを仕掛けていくのが有効でした。
今後注目:ユーロ/円(EURJPY)
かつてユーロと日本円の通貨ペアでは、1lot(10万通貨)のロングで、1,408円のスワップを受け取れました。
日足のチャートを見ると、レートはレンジ相場にあります。直近はやや下降の圧力が弱まってきていますが、戻り売りが入りやすいチャート形状と判断できました。
<EURJPY リアルタイムチャート:4時間足>
スワップポイントはポンド/円の方が高いですが、ユーロ/円の方が急変動が少ない傾向にあるレンジ相場なので、リスクを抑えたい場合にはユーロ/円の方が有効でした。
なお、XMのスワップポイント一覧や現在の状況は、公式ホームページから確認できます。
XMのスワップポイントで月10万円稼ぐのに必要な資金
ロット数と必要証拠金の計算方法
スワップポイントで月に10万円稼ぐためには、1ヶ月を30日とすると、1日3,300円の金利が必要になります。
仮に、ユーロ/ハンガリーフォリント(EURHUF)で、1ロットで2,192円のスワップポイントを獲得できる場合、1日3,300円の金利を得るためには、およそ1.55ロットのポジションを保有する必要があります。
ユーロ/ハンガリーフォリントのスワップポイント
1.55ロット:3,399円
その際、XMのユーロ/ハンガリーフォリントでは、1.55ロットのショートポジションを1ヶ月間保有し続ければ、月10万円稼げます。1.55ロット保有するのに必要な証拠金は、約24,700円です。
ただし、上記はフルレバレッジでの必要証拠金です。証拠金維持率が20%以下にならないようにするためには、余裕を持った資金が必要になります。
相場が5円や10円動いても、ロスカットされない資金を用意しよう!
XMのスワップ狙い通貨ペアの注意点
各国政策金利の確認は必須
スワップ狙い投資法では、各国の最新の政策金利を随時確認しておくことが重要です。
例えば、以前までは米ドル/メキシコペソ(USDMXN)が高スワップの通貨ペアとして人気でしたが、米国の金利が大きく引き上げられている現状では、金利差が小さく状況が変化しています。現在は、相対的に金利の低いユーロや日本円を含む通貨ペアでスワップが高くなっています。
下記は、最新の各国政策金利の一覧表です。詳しいスワップポイントの額は、XMの公式ホームページからも確認できます。
政策金利 | |
---|---|
日本 | -0.10% |
米国 | 5.25%~5.50% |
EU(ユーロ) | 4.00%・4.50%・4.75% |
英国 | 5.25% |
豪州 | 4.35% |
NZ | 5.50% |
カナダ | 5.00% |
スイス | 1.75% |
南アフリカ | 8.25% |
香港 | 5.75% |
トルコ | 45.00% |
中国 | 3.45% |
メキシコ | 11.25% |
ブラジル | 11.25% |
KIWAMI極口座はスワップフリー
XMには、スタンダード口座・マイクロ口座・ゼロ口座(ZERO口座)・KIWAMI極口座の4種類の口座タイプがあります。
KIWAMI極口座のみ、全ての商品でスワップフリーなので、スワップ狙い投資法では利用しないようにしましょう。
ただし、スワップフリーの特性を活かして、KIWAMI極口座でポジションの長期保有するスイングトレードは有効です。
マイナススワップも発生しないよ!
まとめ:ショートを狙える通貨ペアを見極めよう
2024年は利上げの年
今回は、XMのスワップポイントを狙ったトレードのおすすめ通貨ペアを紹介しました。スワップポイントは、AxioryやBigBossなど、海外FX会社ごとに異なるのでご注意ください。
コロナショック後、トルコリラなど高金利通貨の政策金利は下落傾向にあり、それに伴いスワップポイントの恩恵も受けにくくなっていました。
しかし、コロナショックからの回復とともに、高金利通貨国の政策金利で相次いで利上げが行われ、現在ではスワップポイントを狙ったトレードには十分なウマ味があるといえるでしょう。
ただし、ロングとショート両方ともマイナススワップの通貨ペアも多いので、FX取引の際にはプラスのスワップポイントが発生するかしっかりと確認しておく必要があります。
また、今回紹介した5通貨ペアは、スワップポイントを受け取るためには、すべてショートポジションを保有しなければなりません。そのため、できるだけ短期間でトレードを行い、上昇トレンドに飲み込まれないように注意する必要があります。
どの通貨もチャンスはありますが、米国の政策金利の引き下げが行われないことを考えれば、ユーロクロスの通貨ペア(ユーロ/トルコリラ・ユーロ/ハンガリーフォリント・ユーロ/南アフリカランド)が狙い目です。
スワップ3倍デーを狙った短期のスワップ投資を狙う人も多い!
スワップ3倍デーは毎週木曜日の朝!
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