XM(XMTrading)は、最大1,000倍のレバレッジを掛けられるため、少ない資金でスワップポイント狙いの長期投資が可能です。
通貨間の金利差によって発生するスワップポイントは、実は海外FX業者が個別にポイントを決定しています。そのため、業者ごとにスワップポイントには差があり、それに従って狙い目となる通貨ペアも異なります。
今回は、スワップポイントの高さも魅力であるXMで、スワップ投資をする際におすすめの通貨ペアをランキング形式でご紹介します。
XMのスワップ狙い通貨ペアおすすめランキング(2023年3月現在)
通貨ペア | ポジション | スワップポイント | |
---|---|---|---|
1位 | ユーロ/ハンガリーフォリント(EURHUF) | 売り | 5,100円 |
2位 | USドル/ハンガリーフォリント(USDHUF) | 売り | 3,720円 |
3位 | 英ポンド/日本円(GBPJPY) | 買い | 1,574円 |
4位 | USドル/日本円(USDJPY) | 買い | 1,516円 |
5位 | USドル/メキシコペソ(USDMXN) | 売り | 1,243円 |
2023年3月 現在
全体的に見ると、ハンガリーフォリント絡みの通貨ペアがスワップポイントが大きい傾向があります。通常はトルコリラや南アフリカランドを含んだ通貨ペアのスワップ益が大きいので、この2つの通貨の復活にも注目です。このような国では、金利が高く設定されているため、ドルやユーロなどの低金利通貨との金利差が大きくなります。

高金利通貨と低金利通貨のペアが狙い目!
上記の通貨ペアのポジションを保有していれば、安定的に大きなスワップポイントを得られるでしょう。それでは、スワップポイントを狙った取引におすすめの通貨ペアと取引戦略についてご紹介します。
1位:ユーロ/ハンガリーフォリント(EURHUF)
1位は、ユーロとハンガリーフォリントの通貨ペアです。
1lot(10万通貨)のショートで、5,100円のスワップポイントを受け取れます。
ハンガリーの法定通貨であるハンガリーフォリントは、日本人にはあまり馴染みの無い通貨ですが、現在の金利は7.75%と、高金利通貨として注目が高まっています。
2021年6月の利上げスタート前の政策金利は、わずか0.6%でした。しかし、その時点から10回以上の利上げを通じて、現在では金利水準が10倍以上に引き上げられたことになります。
日足のチャートを見ると、全体としてはレンジ相場であることが分かり、安易にショートを仕掛けることは危険です。
<ユーロ/ハンガリーフォリント(EURHUF)の日足チャート>
ただし、ところどころで大きな調整が見られるため、これを狙って1週間~2週間ポジションを持ち続ける戦略は有効といえるでしょう。
2位:USドル/ハンガリーフォリント(USDHUF)
2位は、USドルとハンガリーフォリントの通貨ペアです。
1lot(10万通貨)のショートで、3,720円のスワップを受け取れます。
米ドルはEURユーロよりも金利が高いため、ユーロ/ハンガリーフォリント(EUR/HUF)ほど高い水準のスワップは受け取れませんが、それでも十分な高スワップといえます。
日足チャートを見ると、ドル高の影響も受けて、上昇トレンドが形成されています。このような相場環境の中、安易にショートポジションを持ち続けることは危険と考えられます。
<USドル/ハンガリーフォリント(USDHUF)の日足チャート>
そんな中で狙い目は、米国の経済指標の悪化などで、米国の景気後退懸念が高まった時です。
米国の景気後退懸念が高まれば、米国長期金利低下→ドルインデックス(DXY)下落→USドル/ハンガリーフォリント(USD/HUF)下落という流れの発生が予測できるため、キャピタルゲインでも利益を得るチャンスが大きくなります。
3位:英ポンド/日本円(GBPJPY)
3位は、英ポンドと日本円の通貨ペアです。
1lot(10万通貨)のロングで、1,574円のスワップを受け取れます。
しかし、英ポンドはハイリスク・ハイリターンと呼ばれる通り、ボラティリティが非常に高い銘柄として知られています。そのため、どんなに証拠金に余裕をもたせても、長期保有の際は強制ロスカットのリスクと隣り合わせになるので、スワップ狙いで稼ぐには不向きといえるでしょう。
現在、スワップ狙いで稼ぐならハンガリーフォリント絡みの通貨ペア、ユーロ/ハンガリーフォリントか米ドル/ハンガリーフォリントがおすすめです。
4位:USドル/日本円(USDJPY)
4位は、米ドルと日本円の通貨ペアです。
1lot(10万通貨)のロングで、1,516円のスワップを受け取れます。
ドル円は比較的値動きが安定しているため、初心者の方がスキャルピングやデイトレードするのにおすすめの通貨ペアです。
ただし、XMでは米ドルのスワップポイントは比較的振れ幅が大きく変動しやすいので、スワップ狙いで稼ぐのには不向きかもしれません。
5位:USドル/メキシコペソ(USDMXN)
5位は、米ドルとメキシコペソの通貨ペアです。
1lot(10万通貨)のロングで、1,243円のスワップを受け取れます。
メキシコペソは、通常、「リスク通貨」として見られています。つまり、世界経済の健全性によって影響を受けやすい通貨であり、世界的なリスクオフの場合は、メキシコペソが下落する傾向にあります。
また、米ドル/メキシコペソはスプレッドも広いため、スワップ益が1,000円前後の際は、スワップ狙いで稼ぐのには不向きです。
現在、スワップ狙いで稼ぐならハンガリーフォリント絡みの通貨ペア、ユーロ/ハンガリーフォリントか米ドル/ハンガリーフォリントがおすすめです。
今後注目:USドル/トルコリラ(USDTRY)
USドルとトルコリラの通貨ペアは、通常はスワップ益が大きい通貨ペアです。XMでは、1lot(10万通貨)のショートポジションに、3,000円近くのスワップポイントが付与されたこともあります。
トルコリラといえば、高金利通貨の代表格としての評判を得ています。政策金利24%という一時期の高金利は見られませんが、2022年8月の政策金利は14.00%と他通貨に比べると高い水準を維持しています。
日足のチャートを見ると、ユーロトルコリラのチャート形状と非常に良く似ており、レートは上昇傾向にあります。
しかし、ここまで上昇トレンド期間が長かったこともあり、一旦の下落局面に入る可能性は大いにあるでしょう。
<USドル/トルコリラ(USDTRY)の日足チャート>
ショートを行う際は、大陰線の出現などの下落シグナルを確認してからにしましょう。エントリーの際は、トルコリラだけでなくドルインデックスの強弱にも気を付けながら取引を行うことをおすすめします。
今後注目:ユーロ/トルコリラ(EURTRY)
ユーロとトルコリラの通貨ペアも、通常はスワップ益が大きいことで知られています。1lot(10万通貨))のショートポジションには、2,000円近くのスワップポイントが付与されたこともあります。
日足のチャートを見ると、レートは上昇傾向にあります。現状での長期トレンドは上方向と見てよいでしょう。ただし、やや上昇の圧力が弱まってきており、一旦の調整局面に入る可能性は高いと判断できます。
<ユーロ/トルコリラ(EURTRY)の日足チャート>
ユーロ/トルコリラでは中長期的な上昇の波に飲み込まれない限り、ショートポジションを保有し続ければ利益を積み重ねられます。
ユーロ/トルコリラのスワップポイント投資は、下記の記事で詳しく解説しています。
今後注目:ユーロ/南アフリカランド(EURZAR)
ユーロと南アフリカランドの通貨ペアにも要注目です。以前は、1lot(10万通貨)のショートポジションにつき、1,170円のスワップポイントが付与されました。
南アフリカのランドも、高金利通貨として有名です。コロナショック後は金利が引き下げられたものの、その後は段階的に政策金利が引き上げられ、2022年8月以降は5.50%に設定されています。
ユーロ/南アフリカランドは、中長期的なトレンドが上昇方向です。
<ユーロ/南アフリカ(EURZAR)の日足チャート>
ショートでエントリーを行い、上昇相場に転じるまで保有し続ければ、スワップポイントの大きな蓄積も期待できます。
なお、XMのスワップポイント一覧や現在の状況は、公式ホームページから確認できます。
XMのスワップポイントで月10万円稼ぐのに必要な資金
ロット数と必要証拠金の計算方法
スワップポイントで月に10万円稼ぐためには、1ヶ月を30日とすると、1日3,300円の金利が必要になります。
ユーロ/ハンガリーフォリント(EURHUF)の場合、最大レバレッジ1,000倍で1ロット(10万通貨)保有するのに、約14,300円の証拠金が必要です。
そのため、1日3,300円の金利を得るためには、およそ1.1ロットのポジションを保有する必要があります。
USドル/トルコリラのスワップポイント
1.1ロット:スワップポイント3,537円
XMのユーロ/ハンガリーフォリントでは、1.1ロットのショートポジションを1ヶ月間保有し続ければ、月10万円稼げます。1.1ロット保有するのに必要な証拠金は、約15,800円です。
ただし、上記はフルレバレッジでの必要証拠金なので、証拠金維持率が20%以下にならないようにするためには、さらに余裕を持った資金が必要になります。

相場が5円や10円動いでもロスカットされない資金を用意しよう!
XMのスワップ狙い通貨ペアの注意点
各国政策金利の確認は必須
スワップ狙い投資法では、各国の最新の政策金利を随時確認しておくことが重要です。
例えば、以前までは米ドル/メキシコペソ(USDMXN)が高スワップの通貨ペアとして人気でしたが、米国とメキシコともに2022年の11月に政策金利が変更されたため、現状では状況が変化しています。
下記は、最新の各国政策金利の一覧表です。詳しいスワップポイントの額は、XMの公式ホームページからも確認できます。
政策金利 | |
---|---|
日本 | -0.10% |
米国 | 3.75%~4.00% |
EU(ユーロ) | 1.50%~2.25% |
英国 | 3.00% |
豪州 | 2.85% |
NZ | 4.25% |
カナダ | 3.75% |
スイス | 0.50% |
南アフリカ | 7.00% |
香港 | 4.25% |
トルコ | 9.00% |
中国 | 3.65% |
メキシコ | 10.00% |
ブラジル | 13.75% |
KIWAMI極口座はスワップフリー
XMには、スタンダード口座・マイクロ口座・ゼロ口座(ZERO口座)・KIWAMI極口座の4種類の口座タイプがあります。
KIWAMI極口座のみ、全ての商品でスワップフリーなので、スワップ狙い投資法では利用しないようにしましょう。
ただし、スワップフリーの特性を活かして、KIWAMI極口座でポジションの長期保有するスイングトレードは有効です。
まとめ:ショートを狙える通貨ペアを見極めよう
2023年は利上げの年
今回は、XMのスワップポイントを狙ったトレードのおすすめ通貨ペアを紹介しました。スワップポイントは、GEMFOREXやBigBossなど、海外FX会社ごとに異なるのでご注意ください。
コロナショック後、トルコリラなど高金利通貨の政策金利は下落傾向にあり、それに伴いスワップポイントの恩恵も受けにくくなっていました。
しかし、コロナショックからの回復とともに、高金利通貨国の政策金利で相次いで利上げが行われ、現在ではスワップポイントを狙ったトレードには十分なウマ味があるといえるでしょう。
ただし、ロングとショート両方ともマイナススワップの通貨ペアも多いので、FX取引の際にはプラスのスワップポイントが発生するかしっかりと確認しておく必要があります。
また、今回紹介した5通貨ペアは、スワップポイントを受け取るためには、すべてショートポジションを保有しなければなりません。そのため、できるだけ短期間でトレードを行い、上昇トレンドに飲み込まれないように注意する必要があります。
どの通貨もチャンスはありますが、今後もドル高傾向が続く可能性が高いことから、ユーロクロスの通貨ペア(ユーロ/トルコリラ・ユーロ/ハンガリーフォリント・ユーロ/南アフリカランド)が狙い目です。

スワップ3倍デーを狙った短期のスワップ投資をXMで狙う人も多い!

XMのスワップ3倍デーは毎週木曜日の朝だよ!
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