XMでは6つの出金方法が使えます。クレジットカードやbitwalletは手続きや手数料がシンプルなので分かりやすいですが、利益が出た場合の利益分は「海外銀行送金」を利用しなければなりません。
ただし、海外銀行送金は注意しなければならない点が多くなります。今回は「海外銀行送金」の特徴や注意点、出金方法について詳しく解説しますので、出金する時の参考にしてください。なお、XMからの出金方法をまとめたページは別途ご用意しています。
XMからの海外銀行送金の仕組み
海外銀行送金で出金申請をすると、クレジットカードやbitwalletとは違い口座に着金されるまでの時間や手数料が複雑になってきます。
XMから海外銀行送金の特徴
- 自分の口座にお金が入るまでに時間が掛かる
- 利用する銀行によって手数料が変わる
- 海外送金のため銀行から連絡が来る
- 登録銀行の情報を保存できる

選びかた次第で手数料を安くすることができます
海外銀行送金を利用した途端に注意しなければならないことが増えます。しかし難しいことではありませんので、しっかり覚えて対応できるようにしましょう。
①着金までに時間が掛かる
出金申請を出したあと、ご自身の銀行に着金するには2〜5営業日が掛かります。
出金処理は営業日ベースで計算されるため、土日を挟むと日数は掛かります。また必要となる日数は同じ銀行でも時期や額によって変動するため余裕を持った出金スケジュールを持った方が安心です。
②銀行ごとの手数料の違い
海外銀行送金といっても出金ルートは自分で選択しなければなりません。また選んだ銀行ごとによって手数料が違うので事前に確認してから出金しましょう。
<各銀行の受け取り手数料とリフティングチャージの一覧表>
銀行名 | 金融コード | SWIFTコード | 受け取り手数料 | リフティングチャージ |
沖縄銀行 | 188 | BOKIPJZ | 無料 | 3,000円 |
北海道銀行 | 116 | HKDBJPJT | 1,500円 | *送金額×0.05% |
みずほ銀行 | 1 | MHCBJPJT | 2,500円 | *送金額×0.05% |
三菱UFJ | 5 | BOTKPJT | 1,500円 | *送金額×0.05% |
北洋銀行 | 501 | NORPJPJP | 1,500円 | *送金額×0.05% |
楽天銀行(個人) | 36 | RAKTJPJT | 2450円 | 無料 |
楽天銀行(法人) | 36 | RAKTJPJT | 2000円 | 無料 |
りそな銀行 | 10 | DIWAJPJT | 1500円 | *送金額×0.05% |
埼玉りそな銀行 | 17 | SAIBJPJT | 1500円 | *送金額×0.05% |
住信SBIネット銀行 | 38 | NTSSJPJT | 2500円 | 無料 |
ソニー銀行 | 35 | SNYBJPJT | 無料 | *送金額×0.05% |
三井住友銀行 | 9 | SMBCJPJT | 1500円 | *送金額×0.05% |
福岡銀行 | 177 | FKBKJPJT | 無料 | *送金額×0.05% |
横浜銀行 | 138 | HAMAJPJT | 1500円 | *送金額×0.05% |
西日本シティ銀行 | 190 | NISIPJT | 2500円 | *送金額×0.05% |
*送金額に関係なく最低2,500円は支払わなければなりません。(500万円以下の送金は2,500円。)

「ソニー銀行」と「福岡銀行」が最安です
リフティングチャージは円為替取扱手数料とも呼ばれていて、海外送金をする時に通貨の両替を伴わない場合に発生する手数料です。
「受け取り手数料+リフティングチャージ」が必ず掛かる手数料なので覚えておきましょう。
③はじめての出金では銀行から確認の電話が入る
XMから国内銀行に初めて送金された場合、銀行窓口から「○○万円の海外送金がありましたが、こちらはどのような資金ですか?」という内容の電話が入ります。
この場合は正直に「海外のFX会社での利益です」と伝えてください。一度伝えるとそれ以降、確認の電話が入ることはありません。

送金額が唐突に増えた場合も確認の電話が入る場合があります。
④クイック出金を利用すれば出金時に個人情報を入力しなくても良くなる
海外銀行送金は入力項目が多く、出金申請をするまでに時間が掛かりますが、2019年から1度出金したことのある銀行情報が保存されるようになりました。
再度情報を入力する必要がなく「クイック出金」という項目を選択するだけで簡単に出金申請ができるようになりました。

「クイック出金」をしても着金の速度は変わりません
ただし受け取り手数料やリフティングチャージの金額が変わらないとは言えないので、定期的に銀行のホームページで手数料の確認をしたほうが良いと言えるでしょう。
XMで国内銀行へ出金するときの注意点
XMから国内銀行へ出金する時はいくつか注意しなければならないことがあります。
XMからの銀行出金時に注意すること
- 出金する金額(できれば2万円以上が良い)
- ボーナスポイントも減額されること
これらを確認しておかないと出金後に損した気持ちになる可能性がありますので、わかりやすいように細かく解説します。
①最低出金額と現地手数料
XMで海外銀行送金を行う時の最低出金額は「1万円」です。ただし1万円で出金したとしても「現地手数料」が発生します。
現地手数料とはXMが現地の銀行にお金を預ける時に発生する手数料なので、支払わなければ出金はできません。現地手数料の金額は公開されてませんが、およそ2~4,000円と言われています。
着金までに受け取り手数料とリフティングチャージの金額も上乗せされますので、1万円の出金申請をした場合、手元に残るお金は5,000円前後になるでしょう。

小さな利益での出金だと手数料の比率が高くなる。。
②出金と同時にボーナスポイントも減っていく
XMから出金する時に注意すべき点はボーナスです。口座内にボーナスがある場合は残高に対する出金額の比率に応じたボーナスが口座から消滅します。
残高10万円&ボーナス2万円の時
残高100万円&ボーナス2万円の時
ボーナスポイントも証拠金(クレジット)として使用しているので出金する時は注意しましょう。
③送金できない銀行がある
XMからの海外銀行送金を受け付けてもらえない銀行がいくつかあります。
送金できない銀行
- ゆうちょ銀行
- じぶん銀行
- ジャパンネット銀行
- 新生銀行
- みずほ銀行(インターネット支店のみ)
以上の銀行に送金することはできないので、他の銀行口座で対応するようにしましょう。これらの銀行以外でSWIFTコードを持つ銀行であれば、どの銀行でも出金することが可能です。

出金申請の時、銀行名を選ぶ画面で「その他」を選択しよう!
銀行のホームページで受け取り手数料とリフティングチャージの金額を必ず確認するようにしましょう。
④海外送金をするときは優先順位に気を付ける
XMではマネーロンダリングを防ぐために出金の優先順位が設定されています。
海外送金の優先順位
国内銀行へ出金申請する時の手順<出金方法>
まず出金方法一覧ページで銀行送金(International Wire Transfer)を選択します。入力はすべて英語で行ってください。
最初に、受け取る銀行口座の名義人の名前と住所、口座番号を入力します。なお、住所がXMに登録しているものと異なる場合は出金できないか、書類の提出が必要になりますのでご注意ください。
お客様情報 & 受取人銀行
ご本人情報と送金先の銀行情報を入力します。マネーロンダリング防止策として、XMの口座名義人以外の銀行口座へは出金ができません。
- 「銀行出金」の入力例すべてローマ字で入力
お客様情報
- あなたの名前(カタカナ): (例)Taro
- あなたの姓(カタカナ): (例)Yamada
- 住所: (例)101-1-12 Hibiya, Chiyoda-ku
- 銀行口座番号: (例)1111111111
- 銀行口座の国: 日本(リストから選択します)
受取人銀行
ku銀行名: (例)SUMITOMO MITSUI BANKUNG CORORATION(リストから選択します)
- SWIFTコード: (例)009 (銀行ごとの金融機関識別コードです)
- 銀行所在地: (例)6-10-1 Ginza Chuo-ku Tokyo
- 支店コード: (例)026
- 支店名: (例)Ginza Branch
出金額の入力
「仲介銀行」は未記入で問題ありません。

以上を入力の上で「リクエスト」ボタンをクリックしてください。
出金先の金融機関での手数料は投資家側の負担となります。
銀行に出金までは最大で約1週間
銀行口座への入金は標準的な銀行送金で3営業日かかり、国によっては5営業日ほどかかる場合もあります。XMの指示状況にもよるので、出金依頼から約1週間程度の余裕を見ておきましょう。
以上が国内銀行に出金する際の手順と注意点です。細かなルールがあり、知らないと損をする部分もあるのでチェックしましょう。なお、6つあるXMへの入金方法にもそれぞれメリットとデメリットがあるのでご存知ない方はこちらをご覧ください。