XMでゴールド(GOLD)をCFD取引するメリット
レバレッジ1000倍のハイレバ取引ができる
海外FX業者であるXMではゴールド取引(GOLD)もレバレッジ1000倍でトレードできます。
テクニカル分析が得意な上級者にとって「値動きが読みやすいと言われるゴールド」をハイレバ取引できる環境が魅力で、XMにゴールドを取引するトレーダーが集まっています。

ボラティリティが高いゴールドをハイレバ取引できれば、当然に大きく稼ぎやすいね!
スプレッドも海外FXでトップクラスに狭い
スプレッドも0.35トロイオンス(3.5pips)と狭く、海外FXの中でもトップクラスです。
XMでゴールドを取引するトレーダーの中にはスキャルピング的な取引をする人が多いのはXMの狭スプレッドが理由です。
XMのゴールド(GOLD)には限月がない
XMのゴールド取引は限月がありません。株価指数先物や商品先物には限月と呼ばれるポジションの保有期間の限定がありますが、XMのゴールド取引では無期限でポジションを保有できます。
安全資産とも言われるゴールドの中長期投資ができる点もXMの魅力となります。
FXと同じように取引できる
すでにXMにデモ口座やリアル口座を開設してFXをされている方は、通貨ペアを選ぶ感覚でゴールドCFDを選べばFXと同じ感覚で取引できます。
またFXと同様にCFD取引なら、買いでも売りでも取引できます。原資産の受け渡しをしないCFDでは「買い→売り」「売り→買い」のどちらでも利益を狙えます。

MT4やMT5を使ってチャート分析から取引までスムーズに完結
ゼロカット制度に守られている
ボラティリティが高いゴールドを1000倍のハイレバレッジで取引すると当然にリスクも高まります。
しかしXMのゼロカット制度によって、仮に追証が発生しても追証分をXMが負担するため借金のリスクはありません。
値動きの激しいゴールド取引こそ、ゼロカット制度でリスクを限定されるメリットが大きいと言えます。

XMでゴールドのスキャルピングをする人が多い理由にも通じるね
XMでゴールド相場の状況を確認する
XMでゴールド(GOLD)取引をする際の注意点
ポジションの保有でスワップ金利の負担が生じる
ゴールド取引をする際の注意点で最も重要なのはポジションの保有でスワップ金利の負担が生じることです。
ゴールドは買い注文でマイナス、売り注文でも若干のマイナススワップが発生します。XMは他の海外FX業者と比べてスワップポイントも高めの設定となっているのでマイナスの負担も大きくなります。

スワップの損失が気になる方は、スワップ金利の負担が生じる時間(日本時間の早朝07:00、夏時間は06:00)までに手仕舞いしましょう!
毎週水曜はスワップ3倍デーなので、特に注意が必要です。
早朝はスプレッドが広がる
日本時間の早朝5時〜7時の時間帯は流動性が低いことからゴールドのスプレッドが広がります。
平均して10pips前後スプレッドが広がるので、金価格の値動きではなくスプレッド負けしてロスカットされないように注意が必要です。
広がったスプレッドは日本市場のオープンが近づくにつれ徐々に通常のpipsに戻ります。

有事の時はボラティリティが上がり、さらにスプレッドも大きく広がるから注意しましょう!
取引できる時間が決まっている
XMでゴールドの取引をする場合は取引時間にも注意しましょう。
XMのゴールドの取引時間に関する注意点
XMのゴールド取引には毎日メンテナンスが入り、この時間帯はトレードができません。
<ゴールドの取引時間>
冬時間 | 夏時間 | |
---|---|---|
取引時間 | 月曜日07:05 ~ 土曜日06:50 | 月曜日06:05 ~ 土曜日05:50 |
メンテナンス | 平日06:55 ~ 07:05 | 平日05:55 ~ 06:05 |

スプレッドが広がる時間帯とも重なるので、余裕を持った証拠金維持率でメンテナンス時間を迎えよう
なお、クリスマス期間を含め年末年始の営業スケジュールも日本のFX会社とは違うので、XMでゴールドを長期保有する場合は確認しておきましょう。
XMのゴールド(GOLD)の取引条件
XMのゴールドのスプレッドやレバレッジなど、取引に必要な情報をまとめました。2022年4月30日現在のゴールドの1oz(トロイオンス)の価格(約1,895ドル前後)で計算しています。
ゴールド(GOLD)のレバレッジやシンボル(基本情報)
XMのゴールド(GOLD)には口座タイプごとにシンボル(名称)が3種類あります。
シンボル | 共通ルール | |
---|---|---|
スタンダード口座 | GOLD | 「通貨ペア」のみ表示 |
マイクロ口座 | GOLDmicro | 「通貨ペア+micro」と表示 |
Zero口座 | GOLD. | 「通貨ペア+.」と表示 |
シンボル「GOLD」と「GOLD micro」では1Lotあたりの取引単位が変わるため、最低必要証拠金も違ってきます。
またシンボル「GOLD」と「GOLD.」でもスタンダード口座の最大レバレッジ1000倍とゼロ口座の最大レバレッジ500倍とで違いがあります。
スタンダード口座 | マイクロ口座 | ゼロ口座 | |
---|---|---|---|
シンボル | GOLD | GOLD micro | GOLD. |
レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 | 500倍 |
1ロットの単位 | 100oz(オンス) | 1oz(オンス) | 100oz(オンス) |
限月 | なし | なし | なし |

同じゴールドでも口座タイプによって商品設計に違いがある!
ゴールド(GOLD)の必要証拠金
XMのマイクロ口座は他2つの口座タイプに比べて取引単位が1/100となります。つまりマイクロ口座の1ロット=1オンスなのに対して、スタンダード口座とゼロ口座は1ロット=100オンスとなります。
また、スタンダード口座とゼロ口座では最大レバレッジの違いがあるため、XMの3つの口座タイプごとに最低必要証拠金は違ってきます。
スタンダード口座 | マイクロ口座 | ZERO口座 | |
---|---|---|---|
種類 | GOLD | GOLDmicro | GOLD. |
レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 | 500倍 |
最小ロット | 1=100oz(オンス) | 1=1oz(オンス) | 1=100oz(オンス) |
必要証拠金 | 182.19ドル | 1.821ドル | 364ドル |
必要証拠金(円換算)※ | 24,789円 | 247円 | 49,566円 |
※1ドル=136円計算
なお、ゴールドの必要証拠金の算出方法は以下となります。( )内はスタンダード口座の算出数値。
ゴールドの必要証拠金の算出方法(スタンダード口座の場合)
ゴールド(GOLD)のスプレッド
XMのゴールドのスプレッドはスタンダード口座で平均 3.5pips前後(0.35ドル)です。つまり、1ロット(100オンス)で取引をするとき、約3,500円のスプレッドコストが掛かります。
ゼロ口座のスプレッドは平均2.1pips前後(0.21ドル)と低いのですが、別途手数料10ドル(1,300円)が掛かり合計コストは約3,400円となります
口座タイプ | スプレッド | 手数料 | 実質スプレッド |
---|---|---|---|
スタンダード | 平均3.5pips | 0円 | 平均3.5pips |
マイクロ | 平均3.5pips | 0円 | 平均3.5pips |
ゼロ | 平均2.1pips | 1,300円 /1lot | 平均3.4pips |

スプレッドは狭いけど、ゼロ口座でゴールド取引をしてもXMポイントがもらえない点を考慮しよう!
なお、スタンダード・マイクロ口座の最低スプレッドは3.0pipsとXMで公表されていますが、3.0pipsが提示される頻度は少なく、むしろ早朝などのゴールドのスプレッドが広がる時間帯に注意が必要です。
ゴールドのスプレッドが広がる時間帯
→相場状況に関わらずスプレッドは平均10pips前後に拡大
②相場(通貨・株価指数)が大きく変動した時
→コロナショック等では最大で30pips以上も拡大
ゴールド(GOLD)のスワップポイント
XMのゴールド(GOLD)をポジション保有した場合、買いでも売りでもマイナススワップが発生します。
日本時間の朝の6時(冬時間の場合は7時)にスワップポイントが差し引かれ、FXの通貨ペアと同様に水曜日はスワップポイントは3倍で反映されます。
買いスワップ | 売りスワップ | |
---|---|---|
スワップポイント | -10.32ドル | 4.91ドル |
円換算(ドル円=136円想定) | -1403.5円 | 667.8円 |
ゴールド(GOLD)の取引時間
XMのゴールド(GOLD)は平日の24時間トレード可能です。
ただし、日本時間の朝方に毎日10分間のメンテナンス時間が入り、この時間は取引ができません。
冬時間 | 夏時間 | |
---|---|---|
取引時間 | 月曜日07:05 ~ 土曜日06:50 | 月曜日06:05 ~ 土曜日05:50 |
メンテナンス時間 | 平日06:55 ~ 07:05 | 平日05:55 ~ 06:05 |
ゴールドのスプレッドはこのメンテナンス時間に広がりやすく、マイナススワップが差し引かれるタイミングでもあるので注意すべき取引時間帯であると言えます。
なお、XMのCFDでの取引時間に関する詳細は下記の記事にまとめています。
口座タイプごとのゴールド(GOLD)の取引条件一覧
スタンダード口座
シンボル | GOLD |
---|---|
最低価格変動 | 0.01pips |
平均スプレッド | 0.35pips |
最低スプレッド | 0.3pips |
1ロットの取引単位 | 100 オンス※ |
1ロットの必要証拠金(1ドル=130円想定) | 約24,789円 |
スワップポイント(ロング) | -10.32ドル |
スワップポイント(ショート) | 4.19ドル |
最大レバレッジ | 1000倍 |
※1オンス=31.1035g
マイクロ口座
シンボル | GOLDmicro |
---|---|
最低価格変動 | 0.01pips |
平均スプレッド | 0.35pips |
最低スプレッド | 0.3pips |
1ロットの取引単位 | 1 オンス |
1ロットの必要証拠金(1ドル=130円想定) | 約247円 |
スワップポイント(ロング) | -10.32ドル |
スワップポイント(ショート) | 4.19ドル |
最大レバレッジ | 1000倍 |
XM Zero口座
シンボル | GOLD. |
---|---|
最低価格変動 | 0.01pips |
平均スプレッド | 0.21pips |
1ロットの取引単位 | 100 オンス |
1ロットの必要証拠金(1ドル=110円想定) | 約49,566円 |
スワップポイント(ロング) | -10.32ドル |
スワップポイント(ショート) | 4.19ドル |
最大レバレッジ | 500倍 |
手数料(1lotあたり) | 約1,300円※ |
※ 2022年現在

ゴールド取引のおすすめ口座タイプはスタンダード口座!1000倍のハイレバでXMポイントも貯まってお得です
なお、XMのゴールド取引ではすべての口座タイプで「両建て」が可能です。急な相場変動時など、一時的な両建てで危機を回避することができます。
今日のスワップ&スプレッドを見る
XMでのデモ口座の作り方はこちらの記事から
ゴールド(GOLD)相場の状況
ここからは2022年7月1日時点のゴールドの相場状況をレポートや金取引そのものについて紹介していきます。
<ゴールド(GOLD)の週足チャート>
出典:tradingview
経済危機が起こった時には、ゴールドは「安全資産」としての側面から買われやすくなる傾向があります。今年のロシア軍によるウクライナ侵攻時には、ゴールドが急騰し、2022年3月8日に2070.71ドルという高値をつけました。

でもその後はゴールドの値段は下がっているよね。
なんでだろう?
ゴールドの価格は色々な要因で動きます。4月中旬以降の下落は、FRBが急速な利上げを示唆し、実際に利上げを行ったことが要因です。ゴールドは金利が付かない資産なので、金利上昇時には資金が貴金属市場から債券市場に流出する傾向があります。

同じ理由で株式市場も下落しているね
また、ここ数か月、ゴールドが軟調に推移していることと関係があるのは、ドルインデックス(DXY)が堅調な推移を見せていることです。
FRBが金融引き締めに対してタカ派的な姿勢を見せていることから、ドルが買われやすい状況が続いています。ゴールドはドル建てで取引されることが多いので、ドルが強いとゴールドは上昇しにくくなります。

ドルインデックスの動きも注目しておこう
ゴールド(GOLD・金)とは
ゴールド(金)の用途
世界で生産されるゴールドのうち、7割程度はアクセサリーや指輪などの宝飾品として利用されているといわれ、貨幣や貨幣の代替品としての利用も依然として行われています。ゴールドは延展性に優れ、最も薄く延ばすことができる金属です。サビなどの腐食にも強く、電気伝導率も高いことから、工業用品としての需要も大きな割合を占めています。電子部品や医学分野での利用も進んでおり、現代生活を支える貴重な金属資源のひとつとなっており、廃棄された工業製品からのリサイクル利用も盛んに行われています。

ゴールドはアクセサリーでもあり、資産でもある特別な存在だね!
どこで生産されるのか
ゴールドの主要生産国は、中国、アメリカ、南アフリカ、オーストラリア、ロシアなどが挙げられます。かつては南アフリカが最大の生産地として知られ、世界の金生産の7割近くを占めている時代もありましたが、近年は大きく生産量が落ち込み、現在は中国に生産力トップの座を奪われています。地球上で採掘可能な金の75%はすでに採掘済みといわれているものの、産金技術の進歩により、年間生産量は全世界で毎年2,000~2500トン程度と安定しています。近年は微増傾向にありますが、基本的には頭打ちといえる状況です。

地球上のゴールドの総量は、50mプールの4杯分にも満たないと言われているね。
ゴールドの主要生産地
主要生産国
主要消費国
取引市場と価格の動き
ゴールドの価格は、イギリスのロコ・ロンドン市場、ニューヨークのCOMEX市場、東京商品取引所などで形成されます。

世界3大為替市場がある都市だね!
ゴールドの現物取引の中心はロコ・ロンドン市場であり、先物取引の中心はCOMEX市場となっています。ゴールド価格は2000年代以降、ほぼ一貫して上昇傾向にあり、それまで1トロイオンスあたり300ドル程度であった価格が2011年には1900ドルを突破しました。

短い期間で見るとゴールド価格の上下動が激しい時期もあるけど、長い期間で見るとゴールド価格は上昇してるってわけだね!
サブライムローン問題の発生以後、世界的に景気の先行きが不透明なことや、昨今の米ドルの信認低下により、米ドル資産からゴールドへの資金シフトが起こり、2014年以降は安定した価格を維持していました。

安定を維持していたところに「コロナショック」が到来したんだね。
2020年以降はコロナショックにより様々なもの・お金の値段に影響が出ています。今後どのような値動きをするかを予測するには、ゴールドの値段に大きく関わっている主要国の動向に注目することが重要です。
基本データ | |||
---|---|---|---|
元素記号 | Au | 元素番号 | 79 |
利用用途 | 宝飾品、工業用品、現物保有用等 | 主な生産国 | 中国、アメリカ、南アフリカ、ロシア |
年間生産高 | 約2,500トン | 主な輸入国 | 中国、インド |

ゴールド(GOLD)取引の魅力
ゴールド取引の魅力に次のことがあります。
需要が安定し、価格の暴落する危険性が少ない
ゴールドはその美しさから装飾品として幅広く使われており、また様々な工業製品にも重要な部分で使われるレアメタルです。そのために供給量が限られている事に対し、常に需要が上回っているので価格の暴落する危険性が少ないのが特徴と言えます。
貨幣市場から投資資金が流入しやすい
貨幣はゴールドで鋳造されていた時代もあり、ゴールドには準通貨として貨幣市場から投資資金が流入しやすいのが特徴です。貨幣は発行している国がその交換価値を保証しているのが特徴ですが、国がその価値を保証できなくなれば、高額な紙幣も極端な言い方をすればただの紙の価値しかありません。

過去にはただの紙切れ同然の価値になった通貨もあったよね。
これに対してゴールドは国がその交換価値を保証しているいないに関わらず、古くから万人がその価値を認めるものなので、貨幣に対する信用不安が大きくなれば資産保有手段としてゴールドを選択する人が増えます。

世界情勢が不安定になる度にゴールドの価値が見直されるというわけだね。
保有が一定のステータスになる
現金が必要な時にすぐに売却して現金化できる流動性の高さもゴールドの魅力です。
また、ゴールドは歴史上古くから権力や富の象徴として珍重されており、現在でもゴールドの保有は社会的な一定のステータスを表すものとなっています。

ゴールドを持っている人ってなんだかお金持ちそうなイメージだよね。
特に中国やインドなど経済発展が著しい新興国においてその傾向が見られます。
ゴールド(GOLD)の価格変動要因は?
最近のゴールド相場の変動要因として、次のことが挙げられます。
2)インフレ
3)低金利
(1)世界的不安の継続
コロナワクチンの開発に成功し、一時は終息の兆しが見えたかに思えましたが、変異種の出現やワクチンの流通遅延でいまだに不安は解消されていません。
コロナ以外にも世界的不安が継続する要因として、最近の出来事でいうと以下のものが挙げられます。
・ウイグル自治区などの中国問題
・ロシアによる核攻撃の脅威
・エネルギー価格高騰による経済ショック
・火鉄金属・農作物相場高騰

世界で不安を抱える人が増えるとゴールドの需要が高まるよね
上記の問題の行く末にゴールドの価格変動は大きく影響されるでしょう。
それ以外にも世界的に大きく取り上げられている事件に関して、常日頃から注意をしておかなくてはなりません。
(2)インフレ
現在、食料品や石油、貴金属などさまざまなモノの値段が上がっています。ロシアでは砂糖の値段が1年で約61%も上がるということもありました。このインフレの大きな原因としてあげられるのがコロナによるサプライチェーンの混乱です。

コロナのせいで輸送費が上がっているらしいね
近年、グローバル化が進んだこともあり、サプライチェーンはより複雑なものとなっています。ある部品を作っている国で感染拡大が起こってしまうと、その製品が作れず品薄になってしまうのです。

インフレになるとゴールドの値段は上がるよね
コロナ禍が収束しない以上、インフレが収まる可能性は低く、ゴールドの値段にも大きな影響を及ぼすでしょう。
(3)低金利
今、世界中の先進国が低金利政策をとっています。こうした低金利は、すでにご紹介した通貨不安とともに通貨の資産保有手段としての魅力を減らす要因になり、資産保有手段として通貨以外のモノへの資金移動を誘発します。

通貨をたくさん持っていても金利が低いなら、もらえる利回り(金額)が少ないもんね。
資産保有手段として、通貨以外のモノとしては商品や不動産などがあります。
しかし、保有や管理に多額の資金を要する不動産よりも、保有や管理にコストが少なくて済む商品が選択される場合が多いと言えます。
需給状況により価格変動リスクが大きい原油などの産業財や穀物などに比べて、一般の投資家は需給が安定し、価格変動リスクがより少ないゴールドを選ぶため、ゴールド相場が変動する要因となります。

低金利政策はこのまま続くの?
コロナショックを受けて低金利政策が取られてきましたが、すでにアメリカ連邦準備理事会(FRB)は利上げに踏み切っており、2022年3月のFOMCでは0.25%、続く5月のFOMCでは0.5%の大幅な利上げが行われました。
さらに今後のFOMCでも0.5%の利上げが示唆されています。また、他の先進国も利上げに方向転換する動きが予想されており、ゴールドの価格には下落要因となるでしょう。
ゴールド取引で注目すべき指標
ゴールド価格はそれ自体が注目指標であり、その価格に影響を与える経済指標等は非常に多岐にわたります。
米国雇用統計は、ゴールドだけなく世界の株価動向や為替動向を左右する最重要指標ですが、その結果はゴールドの価格にも大きな影響を及ぼします。
アメリカCFTCが発表する建玉状況や金ETFの残高なども見逃せない指標といえるでしょう。

金は総量が増減しないから、ドル相場や世界経済へのリスク警戒度をチェックしながら取引すべき銘柄ね。
米国雇用統計
アメリカの労働省が毎月第1週目の金曜日に発表。米国の雇用状況をもとに景気動向を占う最重要指標です。「非農業部門雇用者数」「失業率」「週労働時間」など10数項目が発表されます。特に「非農業部門雇用者数」が注目され、この数字が予想よりも悪いと、景気悪化懸念から金買いというシナリオを描くケースが多くなります。
CFTC建玉明細
アメリカ商品先物取引委員会(CFTC)が、毎週金曜日に前週火曜日の建玉を発表。産金会社、貴金属販売業者、ヘッジァンドなどの大口投資家の建玉状況の動きを把握することができます。業種別の売買動向をつかむことができるため、貴金属販売業者などの実需筋、あるいは投機筋の動きをそれぞれ確認することが可能です。
今の「ゴールド価格」はここがポイント
2022年に入ってからは、ウクライナ情勢を巡ってゴールドの価格が大きく上下したものの、7月現在ゴールドの値動きは落ち着いてきています。
FRBの利上げやQTが今後も継続的に行われることは確実であり、これらはゴールドの下落要因として働きます。また、このような金融引き締めは、ドルインデックスの上昇を通して、間接的にゴールドの価格を抑制する要因ともなるでしょう。
では、一方でゴールドの上昇要因は何でしょうか。これは、やはり米国株をはじめとする株式市場との関係です。
世界的なリセッションへの懸念によりリスク回避ムードが高まれば、株式市場では大幅な下落が見られるでしょう。その結果、安全資産であるゴールドに資金が流入することが想定されます。

株式市場の展開はよく見ておこう
金価格をめぐる注目ポイントは以下の通りです。
・世界的な景気後退局面を迎えるかどうか
・ドルインデックスの推移
・ロシア・ウクライナ戦争の着地点
これらの動向には十分チェックしておきましょう。また、金価格は多方面の影響で決まります。日頃からニュースをチェックしておき、ゴールド取引の戦略を立てましょう。
その他のCFD銘柄研究ガイド
XMのゴールド取引での稼ぎ方まとめ
ゴールドは根強い需要に支えられて、株式や不動産などと比較すると価格の暴落する危険性が少ない点で魅力が高い金融商品です。
こうした魅力から通貨への信用不安や様々なリスクから投資家が資金の回避先として利用することが多く、リスクオンの相場環境では高いボラティリティが見込め、ゴールドのCFDではトレードの方法次第では一攫千金も可能です。
XMの1000倍のハイレバレッジはゴールドのCFD取引にも適用され、かつ狭めのスプレッドで通常の通貨ペア取引と同様に行うことができます。