XMでは、FXやCFD商品、仮想通貨などの全ての銘柄で、ストップレベルがゼロに設定されています。ストップレベルゼロにより希望通りの価格で予約注文を通せるので、他の海外FX業者よりも有利なトレードが可能です。
今回の記事では、ストップレベルゼロの詳しい魅力や、XMと他の人気FX業者との数値比較をご紹介します。また、ストップレベルのポイントやpipsへの換算方法もまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。
XMのストップレベルとは?
XMのストップレベル一覧
通貨ペア | ストップレベル | pips単位 |
---|---|---|
USDJPY | 0 | 0pips |
EURJPY | 0 | 0pips |
GBPJPY | 0 | 0pips |
EURUSD | 0 | 0pips |
GBPUSD | 0 | 0pips |
AUDUSD | 0 | 0pips |
USDTRY | 0 | 0pips |
EURTRY | 0 | 0pips |
USDZAR | 0 | 0pips |
EURZAR | 0 | 0pips |
USDMXN | 0 | 0pips |
GOLD | 0 | 0pips |
XMのストップレベルは、2021年8月から全ての銘柄でゼロになりました。
ストップレベルがあると、注文時の発注に制限がかかるため、トレードの自由度が低くなります。
そのため、XMはより自由度の高いトレード環境を提供して、トレーダーの取引回数を増やすために、ストップレベルをゼロに変更したといわれています。
ストップレベル0にはメリットしかなくて、デメリットはなし!
ストップレベルとは?
ストップレベルとは、指値注文や逆指値注文などの予約注文時に、現在価格から最低限離す必要がある値幅を指します。
指値注文と逆指値注文
逆指値注文:指定の価格以上で買う場合や、価格以下で売る場合の注文方法
例えば、ストップレベルが3pipsに設定されている場合、4pips離れた注文は通りますが、2pipsしか離れていない注文は通りません。
スキャルピングや細かい自動売買は、ストップレベルの値が小さいほど、トレーダーの思い通りの価格で注文が通りやすくなります。
ストップレベルの数値はFX業者ごとに異なる
ストップレベルは、FX業者ごとに異なる数値が設定されており、取引銘柄ごとにも異なります。
一般的にストップレベルが設定される理由は、サーバーの負荷を調整するためです。ストップレベルがないことで、過度のスキャルピングや自動売買が増えてしまうと、サーバーがダウンしてしまうリスクが生じます。
ストップレベルはFX業者ごとが独自に設定する数値なんだね!
XMのストップレベルは全銘柄で“ゼロ”!
ストップレベルが“ゼロ”のメリットは?
ストップレベルがゼロの場合、制限がない分、トレーダーは予約注文の価格を自由に設定可能です。そのため、スキャルピングなどのポジション保有時間が短いトレードでは、トレーダーの希望通りの価格で有利にトレードを進められます。
スキャルピングの中でも、秒単位で決済する「秒スキャ」では、小さな値幅で利益を積み上げることが必須となります。その際、ストップレベルが設定されていると、希望通りの価格が通らないため、戦略的に利益を上げることが難しくなります。
ストップレベルが広いとどうなる?
ストップレベルが広いデメリット
・スキャルピングの妨げとなる
・トレーリングストップ注文が入らない
・EA(自動売買)を最大限に活かせない
指値注文や逆指値注文が入りにくい
ストップレベルが設定されている場合、指値注文や逆指値注文を行う際に、ストップレベル内では発注が通らなくなります。そのため、エントリーチャンスを逃すことも少なくありません。
また、利確や損切りの決済注文を行う際も、同様にストップレベル内では発注できません。なので、決済チャンスを逃すリスクも高くなります。
スキャルピングの妨げとなる
先述した通り、ストップレベルが設定されている場合、ストップレベル内では指値注文や逆指値注文が通らず、同様に利確や損切りの決済注文も行えません。
そのため、ストップレベルが広い環境でのトレードは、スキャルピングでは圧倒的に不利となり、トップレベルゼロがスキャルピングの必須条件ともいえます。
トレーリングストップ注文が入らない
ストップレベルは、トレーリングストップにも適用されます。
トレーリングストップとは、指定したストップレートと価格差を維持しながら、自動的にストップレートを更新する機能です。取引プラットフォームのMT4やMT5に標準装備されており、自動で利幅を伸ばせます。
ストップレベルが設定されている場合、トレーリングストップの逆指値注文も入りにくくなります。
EA(自動売買)を最大限に活かせない
ストップレベルが設定されていると、EAの自動売買プログラム通りに注文が通らない場合があります。
EAは全て自動で取引を進めるので、ストップレベルを考慮した売買を行えません。EAの動きを確認してみると、まったくトレードできていなかったという状況も少なくありません。
XMのゼロ口座&KIWAMI極口座のストップレベル
XMではゼロ口座(ZERO口座)とKIWAMI極口座でも、ストップレベルがゼロに設定されています。
ゼロ口座の特徴には、XMの口座タイプの中で最もスプレッドが狭い点が挙げられます。しかし、ゼロ口座は、往復10ドル/ロットの取引手数料が発生し、入金ボーナスとXMポイント付与の対象外です。そのため、中長期的に取引コストを抑えたい場合は、スタンダード口座がおすすめです。
XMのストップレベルの単位
XMの公式ホームページから直接ストップレベルの確認はできません。ストップレベルは下記の計算式により算出されます。
「最低価格変動」とは、1ポイントあたりの値動きを指します。公式ホームページでは、銘柄ごとに「最低価格変動」と「指値および逆指値のレベル」が確認可能です。
XMでは全ての銘柄の「指値および逆指値のレベル」がゼロに設定されているため、ストップレベルも同様にゼロとなります。
ゼロに何を割ってもゼロだから、ストップレベルはゼロ!
ポイントの換算方法
以前までXMでは、ストップレベルの単位は「ポイント」で表されていました。
例えば、USDJPY(ドル/円)の場合、XMでは「最低価格変動=0.001」、「指値および逆指値のレベル=0.012」に設定されていました。
その際、ストップレベルは「0.012÷0.001=12」と算出されます。なので、USDJPYのストップレベルは12ポイントと表されました。
pipsの換算方法
また、以前まではストップレベルをpipsに換算する際、「日本円を含む通貨ペア」と「それ以外」では換算式が異なりました。ストップレベルをpipsに換算する際の計算式は以下の通りです。
それ以外の通貨ペア:指値および逆指値のレベル÷0.0001
USDJPY(ドル/円)の場合、「0.012÷0.01=1.2pips」でpipsに換算したストップレベルが算出されます。
また、かつてXMでは、EURUSD(ユーロ/米ドル)は「最低価格変動=0.0001」、「指値および逆指値のレベル=0.00012」に設定されていました。この場合、「0.00012÷0.0001=1.2pips」となり、EURUSDのストップレベルは、USDJPYと同様に1.2pipsでした。
今は全ての銘柄でストップレベルがゼロだから、計算する必要はないよ!
XMのストップレベルの調べ方
XMのストップレベルゼロは、パソコンからもスマホからも確認可能です。
PCでストップレベルを調べる
MT4/MT5で銘柄のストップレベルを確認する場合、まずは気配値で銘柄を右クリックして、メニューの中から「仕様」を選択します。
すると、詳細の中で「ストップレベル=0」と確認できます。
スマホでストップレベルを調べる
XMの公式スマホアプリ「XMTrading」で銘柄のストップレベルを確認する場合、まずはメニューから「銘柄」をタップして、確認したい銘柄の「i」マークをタップします。
すると、「ストップレベル=0」と確認可能です。
XMと他の海外FX業者のストップレベルの比較
先述した通り、ストップレベルはFX業者ごとに独自の数値が設定されています。
全体的に海外FX業者では、取引量が多く価格帯が安定しているUSDJPY(ドル/円)やEURUSD(ユーロ/ドル)などの通貨ペアは、ストップレベルが狭く設定されています。
一方、GBPUSD(ポンド/ドル)やゴールドはボラティリティが大きい分、スプレッドが広く設定されている傾向があります。
XM
通貨ペア | ストップレベル |
---|---|
USDJPY | 0 |
EURJPY | 0 |
EURUSD | 0 |
GBPUSD | 0 |
GOLD | 0 |
XMはストップレベルゼロに加えて、最大レバレッジが1,000倍という魅力があります。ハイレバレッジをきかせれば、数分のスキャルピングや1日のデイトレード、数日から数週間のスイングトレードにて、少額から大きな利益を狙えます。
口座開設ボーナスや入金ボーナス、取引するごとにXMポイントが付与されるロイヤリティプログラムなど、ボーナスキャンペーンも豊富です。口座開設方法もとても簡単なので、初心者から中上級者までの全てのFXトレーダーにおすすめです。
Exness
通貨ペア | ストップレベル |
---|---|
USDJPY | 0 |
EURJPY | 0 |
EURUSD | 0 |
GBPUSD | 0 |
GOLD | 0 |
Exness(エクスネス)も、XM同様にストップレベルが全銘柄でゼロに設定されています。
Exnessの最大の特徴は、主要銘柄のレバレッジが無制限でロスカット水準0%です。口座開設ボーナスや入金ボーナスなどは一切用意されていませんが、無制限レバレッジでFX取引を行いたい方にはおすすめ海外FX会社です。
HFM(旧HotForex)
通貨ペア | ストップレベル |
---|---|
USDJPY | 30 |
EURJPY | 50 |
EURUSD | 30 |
GBPUSD | 30 |
GOLD | 30 |
HFM(旧HotForex)のストップレベルは、海外FX業者の中では標準的な数値です。HFMの最大の魅力は、条件を満たせば業界トップクラスの最大1,500万円相当の入金ボーナスを受け取れる点です。
FXGT
通貨ペア | ストップレベル |
---|---|
USDJPY | 64 |
EURJPY | 84 |
EURUSD | 56 |
GBPUSD | 84 |
GOLD | 128 |
FXGTは、ストップレベルがやや広めに設定されています。しかし、FXGTの仮想通貨FXは、ビットコインやイーサリアムなどのメジャーコインを含む通貨ペアの場合、最大レバレッジ1,000倍で取引可能です。
AXIORY
通貨ペア | ストップレベル |
---|---|
USDJPY | 0 |
EURJPY | 0 |
EURUSD | 0 |
GBPUSD | 0 |
GOLD | 0 |
AXIORY(アキシオリー)は、XMと同様にストップレベルがゼロに設定されています。また、AXIORYには低スプレッドというメリットと、ボーナスがないというデメリットがあります。
XMのストップレベル よくあるご質問
ストップレベルとスプレッドの違いは?
ストップレベルは、ロングやショートに関わらず、現在価格から離さなければならない値幅を指します。
一方、スプレッドは、買う時の価格と売る時の価格の差額で、取引ごとにFX業者に自動的に支払われる取引手数料を指します。
ストップレベルは狭い方が良い?
ストップレベル内では注文や決済が行えないため、ストップレベルは狭い方が有利にトレードを進められます。
しかし「ストップレベルがあることで、焦った損切りや利確を回避できて、結果的に利益が増える」と捉えているトレーダーも少なからずいます。
XMでは口座ごとにストップレベルは異なる?
XMでは、スタンダード口座・マイクロ口座・KIWAMI極口座(KIWAMI口座)・ゼロ口座(ZERO口座)の全ての口座タイプで、ストップレベルがゼロです。
また、FXやCFD商品、仮想通貨(暗号資産)などの全ての銘柄で、ストップレベルがゼロに設定されています。
ポイントをpipsに換算するには?
海外FX口座には、1ポイント=0.1pipsという換算方法があります。
ポイントは、MT4/MT5でストップレベルを表す単位(最小取引単位)です。
XMはストップレベルゼロだから、ポイントもpipsも“ゼロ”!
XMのストップレベル まとめ
今回の記事では、XMのストップレベルゼロについて徹底解説し、ストップレベルが狭いおすすめ海外FX業者についてもご紹介しました。
ストップレベルが広いFX業者には、予約注文の自由度が下がるというデメリットがあります。
XMでは、取引条件に関わらず、全ての銘柄でストップレベルがゼロに設定されています。トレーダーの希望通りの価格で指値注文や逆指値注文、決済注文を通せるので、ストレスフリーの環境で取引を進めたい方におすすめです。