海外FXでは入出金や取引の際に「手数料」が発生します。XMでは合計8種類の手数料が掛かってることをご存じでしょうか?
取引手数料やスプレッドなどは分かりやすい手数料ですが、他の部分に関しては意外と目が行きにくいものです。
そこで今回は、より手数料を節約して取引に生かせるように、8種類すべての手数料について詳しく解説していきます。
また最後に、XMの手数料は他の海外FX会社と比較した場合、安いのか高いのかということに対する結論も出してるので今後の参考にしてください。
XMで必要な8つの手数料について
XMでは全部で8種類の手数料が掛かり「資金管理に必要な手数料」と「取引に掛かる手数料」の2種類に分かれています。
XMの資金管理に必要な手数料
・出金手数料
・資金振替手数料
・口座維持手数料
XMでの取引に掛かる手数料
・取引手数料
・スワップポイント
・スリッページ

大きな違いは、資金管理の手数料は固定だけど、取引に掛かる手数料は銘柄や状況によって金額が変わるということ!
XMでは、取引から出金するまでにこれらの手数料が掛かります。それぞれ金額が異なるので、1つずつ具体的な額なども解説していきます。
XMの手数料① 入金手数料
XMに入金する方法は全部で5種類ですが、すべての種類で手数料無料で出金できます。ただし、銀行送金に関しては、1万円未満の入金だと980円の手数料が取られます。
XM入金時に掛かる手数料
- 銀行送金=無料(1万円未満の場合は980円)
- クレジットカード=無料(VISA・JCBのみ)
- bitwallet=無料
- STICPAY=無料
- BXONE=無料

国内銀行送金は銀行によって1,500円の手数料が掛かることもある!できれば1万円以上で入金しよう!
入金手数料は1万円以上であれば全種類無料なので、手数料の心配をする必要はほとんどありません。
なお、XMの入金手順については下記で詳しく解説しています。
XMの手数料② 出金手数料
XMに出金する方法は全部で5種類ですが、XMからはすべての出金方法で無料での出金ができます。ただし、銀行側やオンラインウォレット側では手数料が発生するので注意しましょう。
XMからの出金時に掛かる手数料
・クレジットカード=無料(VISAのみ)
・bitwallet=無料
・STICPAY=無料
・BXONE=無料
銀行送金は「リフティングチャージ」と「受け取り手数料」の2つが発生します。銀行によって料金が違うので、出金先の銀行の手数料を事前に確認しておきましょう。

銀行側の手数料は合計すると1,500円〜5,000円ほどになることもあるから出金額が少ない場合は注意!
XMの銀行送金の手数料は下記で詳しく解説しています。

「オンラインウォレット」→「自分の口座へ出金」でも、それぞれ規定の出金手数料が掛かるから事前に確認しよう!
XMの手数料③ 資金振替手数料
XMでは、1つのアカウントで取引口座が2つ以上ある場合は、口座から口座へ資金移動することが可能です。ただし、使用している基本通貨が異なる場合のみ手数料が発生します。
資金振替時の手数料

基本通貨は「JPY」「USD」「EUR」の3種類!
複数の口座があると、入出金の回数が減らせるので便利ですが、異なる基本通貨の使用してる人は、事前に手数料の計算をしてから資金振替をしましょう。
XMの手数料④ 口座維持手数料
XMでは90日間取引が1度もないと「休眠口座」という扱いになり、毎月口座を維持するための手数料が発生します。
口座維持手数料の金額

90日の間に1度でも取引すれば請求されないよ!
長期間取引する予定がない人は出金処理をするか、他の口座があれば資金移動をすることで対策できます。ただし、請求が来るタイミングで5ドル以下の口座は凍結となってしまいます。
XMの手数料⑤ スプレッド
スプレッドも購入時と決済時に発生する手数料です。海外FX会社それぞれでバラつきがあるので、代表的な3社で比較してみました。
(※)XMはスタンダード口座・KIWAMI極口座、Exnessはスタンダード口座・ロースプレッド口座、HFMはマイクロ口座・ゼロスプレッド口座を掲載しています。

XMでスプレッドが狭いのはKIWAMI極口座
KIWAMI極口座は取引手数料無料で、スプレッドも他の海外FX会社と比較しても狭いことが分かります。一方スタンダード口座のスプレッドは若干広いように感じますが、XMは取引に応じたボーナスでの還元(XMポイント)があり、一概に「スプレッドが広い=手数料が高い」とは言えません。
また上記の表は平均のスプレッド(pips)なので、状況によって変動します。あくまで1つの指標として捉えることをお勧めします。
取引ごとにボーナスが貯まるXMポイント(ロイヤリティ・プログラム)については下記の記事をご参照ください。
XMの手数料⑥ 取引手数料
XMではゼロ口座のみ取引時に「スプレッド+取引手数料」が掛かります。また取引手数料は購入したロット数に応じて変動します。
XMの取引手数料

購入時に5ドル、決済時に5ドル掛かるから1度の取引で10ドル必要!
他の海外FX会社は往復で7ドル前後なので、若干XMのほうが高く感じますが、ゼロ口座のスプレッドは狭くなっているので、「スプレッド+取引手数料」のトータルで考えるのがベストです。
XMの手数料⑦ スワップポイント
スワップポイントは、ポジションを保有した状態で、次の日を迎えたとき(ロールオーバー)に発生する手数料です。ただし、スワップポイントは取引している通貨同士の金利差なので、かならずしもマイナスになるとは限りません。
また、スワップポイントは時期によって、発生する時間が変わるので注意しましょう。
スワップポイントの発生時間
冬時間:AM6:50(11月第1日曜日~3月第2日曜日)

上記の時間までに決済すればスワップ(手数料)を取られずに済む!
また、スワップポイントは同じ通貨でも、買いか売りかで大きく変わるので、取引前に必ず確認しましょう。
<XMのスワップポイント>
1ロット当たりの価値 | 買い(ロング) | 売り(ショート) | |
---|---|---|---|
USD/JPY | 100,000ドル | -2.03(ドル) | -3.66(ドル) |
EUR/USD | 100,000ユーロ | -5.58(ドル) | -1.08(ドル) |
GPB/JPY | 100,000ポンド | -300(円) | -460(円) |
EUR/JPY | 100,000ユーロ | -475(円) | -205(円) |
GPB/USD | 100,000ポンド | -3.99(ドル) | -3.39(ドル) |
AUD/USD | 100,000オーストラリアドル | -2.34(ドル) | -1.73(ドル) |
EUR/TRY | 100,000ユーロ | -403.88(トルコリラ) | 148.02(トルコリラ) |
EUR/ZAR | 100,000ユーロ | -398.33(ランド) | 120.57(ランド) |
USD/TRY | 100,000ドル | -321.26(トルコリラ) | 106.74(トルコリラ) |
*2023年現在
XMの「EUR/TRY(ユーロ/トルコリラ」「USD/TRY(ユーロ/南アフリカランド)」などの売りスワップポイントはマイナスではなく逆に利益となります。

今は買い(ロング)でもマイナスになるスワップが多いから注意
スワップポイントで稼ぐ方法は下記で詳しく解説しています。
XMの手数料⑧ スリッページ
スリッページとは通貨を購入するとき、または決済時に確定したポジションにズレが発生することを指します。特に、値動きが激しい時間帯で、起こりやすくなる現象なので覚えておきましょう。
スリッページの例
②105.00円で決済
③実際の決済は105.01円で確定される
④0.01円の誤差(マイナス分)

XMは約定力が高く、通常の値動きであればほとんどスリッページは発生しない!
XMは、提供するサービスの1つとして、公式サイトで「99.35%の確率で注文を確定できる」と記載しています。そのため、スリッページでの手数料が発生する可能性は低いと言えます。
しかし、経済指標発表時のような激しい値動きをするときは、スリッページが発生することもあるので、注意しましょう。
確定申告で手数料の経費計上はできない
XMで得た利益は確定申告が必要ですが、「手数料は経費なのでは?」と感じることもあります。しかし、確定申告時は最終的な利益か損失で判断されるので、経費としての計上はできません。

取引履歴にも損益しか記載されないから経費計上は難しい。。
また入出金に関しても直接取引とは関係ないため、確定申告の対象にはなりません。少しでも税金は抑えたいとこですが、XM以外でも同じ条件なので、確定申告は最終的な損益のみで行いましょう。
これから確定申告をされる方は下記の記事をご参照ください。
XMの手数料は高いがボーナスで補填できる
XMの手数料は他の海外FX会社と比べて若干高くなります。しかし豊富なボーナスでカバーできるので、「ボーナスー手数料」と考えれば、手数料は決して高くありません。

ボーナスを有効活用するならスタンダード口座がおすすめ!
またボーナスは手数料の補填だけではなく、大きく稼げる可能性がある使い方もできるので、試してみることをお勧めします。