XM(XMTrading)は、最大1,000倍のレバレッジを掛けられるため、少ない資金でスワップポイント狙いの長期投資が可能です。
通貨間の金利差によって発生するスワップポイントは、実は海外FX業者が個別にポイントを決定しています。そのため、業者ごとにスワップポイントには差があり、それに従って狙い目となる通貨ペアも異なります。
今回は、スワップポイントの高さも魅力であるXMで、スワップ投資をする際におすすめの通貨ペアをランキング形式でご紹介します。
XMのスワップ狙い通貨ペアおすすめランキング(2023年9月現在)
通貨ペア | ポジション | スワップポイント | |
---|---|---|---|
1位 | ![]() | 売り | 4,839円 |
2位 | ![]() | 売り | 3,770円 |
3位 | ![]() | 売り | 2,786円 |
4位 | ![]() | 売り | 908円 |
5位 | ![]() | 売り | 869円 |
2023年9月 現在
全体的に見ると、ハンガリーフォリント絡みの通貨ペアがスワップポイントが大きい傾向があります。また、高金利国の通貨であるトルコリラや南アフリカランドと、低金利国の通貨であるユーロとの通貨ペアもスワップが大きくなっています。金利差が大きいほど、スワップも大きくなるので、各国の政策金利には注目です。

高金利と低金利のペアが狙い目!
上記の通貨ペアのポジションを保有していれば、安定的に大きなスワップポイントを得られるでしょう。それでは、スワップポイントを狙った取引におすすめの通貨ペアと取引戦略についてご紹介します。
1位:ユーロ/ハンガリーフォリント(EURHUF)
1位は、ユーロとハンガリーフォリントの通貨ペアです。1lot(10万通貨)のショートで、4,839円のスワップポイントを受け取れます。
ハンガリーの法定通貨であるハンガリーフォリントは、日本人にはあまり馴染みのない通貨ですが、現在の金利は7.75%と、高金利通貨として注目が高まっています。
2021年6月の利上げスタート前の政策金利は、わずか0.6%でした。しかし、その時点から10回以上の利上げを通じて、現在では金利水準が10倍以上に引き上げられたことになります。
日足チャートを見ると、全体として下落トレンドにあり、ショートを仕掛けていくには絶好のチャート形状となっています。
<ユーロ/ハンガリーフォリントの日足チャート>
ただし、ところどころで大きな反発が見られるため、反発に巻き込まれても大きな損失を出さないように、ロットを落とし気味にエントリーするのがおすすめです。また、反発したら戻り目を狙っていくイメージで売りを仕掛けていくと良いでしょう。
2位:USドル/ハンガリーフォリント(USDHUF)
2位は、USドルとハンガリーフォリントの通貨ペアです。1lot(10万通貨)のショートで、3,770円のスワップを受け取れます。
米ドルはユーロよりも金利が高いため、ユーロ/ハンガリーフォリント(EURHUF)ほど高い水準のスワップは受け取れませんが、それでも十分な高スワップといえるでしょう。
日足チャートを見ると、依然としてハンガリーフォリントの金利が高いこと、また米国の利上げ打ち止め予測が高まったことによるドル安傾向によって、下落傾向が見られます。
<USドル/ハンガリーフォリントの日足チャート>
ショートポジションを持つには絶好のチャンスですが、ところどころで反発が見られるため、反発したときを想定してロット調節を行いましょう。
また、米国の政策金利に大きく影響する米国のインフレ状況を注視しておくこともとても大切です。
インフレ水準の低下が見られれば、政策金利引き下げ⇒米国長期金利低下⇒ドルインデックス(DXY)下落→USドル/ハンガリーフォリント下落という流れが発生し、スワップだけでなく、キャピタルゲインによる収入も期待できます。
3位:ユーロ/トルコリラ(EURTRY)
ユーロとトルコリラの通貨ペアも、通常はスワップ益が大きいことで知られています。1lot(10万通貨))のショートポジションには、2,786円のスワップポイントが付与されます。
日足のチャートを見ると、レートは上昇傾向にあります。現状での長期トレンドは上方向と見て良いでしょう。直近はやや上昇の圧力が弱まってきていますが、押し目買いが入りやすいチャート形状と判断できます。
<ユーロ/トルコリラの日足チャート>
ユーロ/トルコリラは現状ショートポジションを保有しにくい状況といえますが、ところどころ調整が入ったところを狙ってエントリーするのは有効です。
4位:ユーロ/南アフリカランド(EURZAR)
ユーロと南アフリカランドの通貨ペアにも要注目です。現在は、1lot(10万通貨)のショートポジションにつき、908円のスワップポイントが付与されています。
南アフリカのランドも、高金利通貨として有名です。コロナショック後は金利が引き下げられたものの、その後は段階的に政策金利が引き上げられ、現在は7.75%に設定されています。
ユーロ/南アフリカランドは、中長期的なトレンドが上昇方向です。
<ユーロ/南アフリカの日足チャート>
ショートでのエントリーは行いにくい状況ですが、短期的な調整を狙うと良いでしょう。さらに、下落トレンドへ転換したことを確認してからエントリーを行うと、リスクを抑えたトレードが可能です。
5位:USドル/メキシコペソ(USDMXN)
5位の米ドルとメキシコペソの通貨ペアでは、1lot(10万通貨)のショートで、869円のスワップを受け取れます。
メキシコペソは、通常「リスク通貨」として見られています。つまり、世界経済の健全性によって影響を受けやすい通貨であり、世界的なリスクオフの場合は、メキシコペソが下落、つまりUSドル/メキシコペソは上昇します。
<USドル/メキシコペソの日足チャート>
ただし、日足チャートを見ると下落傾向が続いているので、ショートスワップ狙いでエントリーしやすい環境にあります。
とはいえ、米ドル/メキシコペソはスプレッドも広いため、スワップ益が1,000円前後の際は、数週間単位でポジションを持ち続けなければ利益が出ません。
今後注目:USドル/トルコリラ(USDTRY)
USドルとトルコリラの通貨ペアは、通常はスワップ益が大きい通貨ペアです。XMでは、1lot(10万通貨)のショートポジションに、3,000円近くのスワップポイントが付与されたこともあります。現在は577円です。
トルコリラといえば、高金利通貨の代表格としての評判を得ています。政策金利24%という一時期の高金利は見られませんが、2023年4月の政策金利は8.5%と他通貨に比べると高い水準となっています。
日足のチャートを見ると、ユーロトルコリラのチャート形状と非常に良く似ており、レートは上昇傾向にあります。しかし、ここまで上昇トレンド期間が長かったこともあり、一旦の下落局面に入る可能性は大いにあるでしょう。
<USドル/トルコリラの日足チャート>
ショートを行う際は、大陰線の出現などの下落シグナルを確認してからにしましょう。エントリーの際は、トルコリラだけでなくドルインデックスの強弱にも気を付けながら取引を行うことがおすすめです。
今後注目:英ポンド/日本円(GBPJPY)
英ポンドと日本円の通貨ペアでは、かつて1lot(10万通貨)のロングで、1,425円のスワップを受け取れたこともあります。
しかし、英ポンドはハイリスク・ハイリターンと呼ばれる通り、ボラティリティが非常に高い銘柄として知られています。そのため、どんなに証拠金に余裕をもたせても、長期保有の際は強制ロスカットのリスクと隣り合わせになるので、スワップ狙いで稼ぐには不向きといえるでしょう。
現在、スワップ狙いで稼ぐならハンガリーフォリント絡みの通貨ペア、ユーロ/ハンガリーフォリントか米ドル/ハンガリーフォリントがおすすめです。
今後注目:USドル/日本円(USDJPY)
米ドルと日本円の通貨ペアでは、1lot(10万通貨)のロングで、1,516円のスワップを受け取れた時期もあります。
ドル円は比較的値動きが安定しているため、初心者の方がスキャルピングやデイトレードするのにおすすめの通貨ペアです。
ただし、XMでは米ドルのスワップポイントは比較的振れ幅が大きく変動しやすいので、スワップ狙いで稼ぐのには不向きかもしれません。
なお、XMのスワップポイント一覧や現在の状況は、公式ホームページから確認できます。
XMのスワップポイントで月10万円稼ぐのに必要な資金
ロット数と必要証拠金の計算方法
スワップポイントで月に10万円稼ぐためには、1ヶ月を30日とすると、1日3,300円の金利が必要になります。
ユーロ/ハンガリーフォリント(EURHUF)の場合、1ロットで4,839円のスワップポイントを獲得できます。そのため、1日3,300円の金利を得るためには、およそ0.7ロットのポジションを保有する必要があります。
ユーロ/ハンガリーフォリントのスワップポイント
0.7ロット:3,387円
XMのユーロ/ハンガリーフォリントでは、0.7ロットのショートポジションを1ヶ月間保有し続ければ、月10万円稼げます。0.7ロット保有するのに必要な証拠金は、約10,568円です。
ただし、上記はフルレバレッジでの必要証拠金です。証拠金維持率が20%以下にならないようにするためには、余裕を持った資金が必要になります。

相場が5円や10円動いても、ロスカットされない資金を用意しよう!
XMのスワップ狙い通貨ペアの注意点
各国政策金利の確認は必須
スワップ狙い投資法では、各国の最新の政策金利を随時確認しておくことが重要です。
例えば、以前までは米ドル/メキシコペソ(USDMXN)が高スワップの通貨ペアとして人気でしたが、米国の金利が大きく引き上げられている現状では、金利差が小さく状況が変化しています。現在は、相対的に金利の低いユーロや日本円を含む通貨ペアでスワップが高くなっています。
下記は、最新の各国政策金利の一覧表です。詳しいスワップポイントの額は、XMの公式ホームページからも確認できます。
政策金利 | |
---|---|
日本 | -0.10% |
米国 | 4.75%~5.00% |
EU(ユーロ) | 3.00%~3.75% |
英国 | 4.25% |
豪州 | 3.60% |
NZ | 5.25% |
カナダ | 4.50% |
スイス | 1.50% |
南アフリカ | 7.75% |
香港 | 5.25% |
トルコ | 8.50% |
中国 | 4.35% |
メキシコ | 11.00% |
ブラジル | 13.75% |
KIWAMI極口座はスワップフリー
XMには、スタンダード口座・マイクロ口座・ゼロ口座(ZERO口座)・KIWAMI極口座の4種類の口座タイプがあります。
KIWAMI極口座のみ、全ての商品でスワップフリーなので、スワップ狙い投資法では利用しないようにしましょう。
ただし、スワップフリーの特性を活かして、KIWAMI極口座でポジションの長期保有するスイングトレードは有効です。

マイナススワップも発生しないよ!
まとめ:ショートを狙える通貨ペアを見極めよう
2023年は利上げの年
今回は、XMのスワップポイントを狙ったトレードのおすすめ通貨ペアを紹介しました。スワップポイントは、AxioryやBigBossなど、海外FX会社ごとに異なるのでご注意ください。
コロナショック後、トルコリラなど高金利通貨の政策金利は下落傾向にあり、それに伴いスワップポイントの恩恵も受けにくくなっていました。
しかし、コロナショックからの回復とともに、高金利通貨国の政策金利で相次いで利上げが行われ、現在ではスワップポイントを狙ったトレードには十分なウマ味があるといえるでしょう。
ただし、ロングとショート両方ともマイナススワップの通貨ペアも多いので、FX取引の際にはプラスのスワップポイントが発生するかしっかりと確認しておく必要があります。
また、今回紹介した5通貨ペアは、スワップポイントを受け取るためには、すべてショートポジションを保有しなければなりません。そのため、できるだけ短期間でトレードを行い、上昇トレンドに飲み込まれないように注意する必要があります。
どの通貨もチャンスはありますが、米国の政策金利の引き下げが行われないことを考えれば、ユーロクロスの通貨ペア(ユーロ/トルコリラ・ユーロ/ハンガリーフォリント・ユーロ/南アフリカランド)が狙い目です。

スワップ3倍デーを狙った短期のスワップ投資を狙う人も多い!

スワップ3倍デーは毎週木曜日の朝!
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