XMでは最大で8つの取引口座を持つことができ、マイページからの申請でカンタンに口座間で資金を移動することができます。基本的に手数料は無料なので、やり方を覚えれば入金時に掛かる手数料や入金回数などを減らすことも可能です。
ただ資金移動時には様々なルールがあるので、やり方によっては「せっかく貯めたボーナスポイントを失う」「手数料の掛かる方法で資金移動をする」など、無駄に資金を減らす可能性も十分にあります。
そこで今回は資金移動の手順を画像付きで解説すると同時に、ボーナスを失わない方法や手数料が掛かるケースなどを詳しく説明していきます。
XMで資金移動をする手順
複数の口座間で資金移動をする
XMの会員ページより、資金を移動させたい口座にログインした状態で「資金振替」をクリックします。
次に、送金先の口座番号を選び、入金額を入力して「リクエスト送信」をクリックします。
資金移動リクエストは即時反映されます。
これで指定先の口座への資金移動が完了です。

資金移動は500円以上からできる
なお、XMで複数の口座をお持ちでない方は下記の記事をご覧ください。XMではカンタンに追加口座を持つことができ、メリットも多いのが特徴です。

資金管理だけでなく上手に稼ぐためにも複数口座は必須!
資金移動する時のボーナスのルール
振替金額と同一割合のボーナスが移動
資金を移動すると口座にあるボーナス(クレジット)も同時に移動されます。ボーナスは資金移動した割合と同じ分だけ移動されます。
例1)別口座に資金の50%移動した場合
- A口座の資金が10万円、ボーナスが5万円
- B口座へ5万円を移動(資金の50%)
- B口座へ移動されるボーナス=2万5,000円(ボーナスの50%)
例2)別口座に資金80%移動した場合
- A口座の資金が10万円、ボーナスが5万円
- B口座へ8万円を移動(資金の80%)
- B口座へ移動されるボーナス=4万円(ボーナスの80%)

資金移動してもボーナスが減ることはないから大丈夫!
資金を移動してもボーナスは減りませんが、資金移動と同時にボーナスも移動しますので、ボーナスを加味した上で取引を行ってるときの資金移動には十分注意しましょう。
資金の移動先の口座によってはボーナスが消滅
XMにはボーナスの使用ができない「ボーナス対象外の口座」があります。資金移動をするとボーナスも同時に移動されますが、移動先がボーナス対象外の口座だった場合はボーナスが消滅するので注意しましょう。
ボーナス対象外の口座
- ゼロ(ZERO)口座
- ボーナスの受け取りを拒否した口座

資金移動の前に「ボーナス対象外の口座」じゃないかを確認しよう!
ゼロ口座は「スプレッドが狭い」ことが理由でボーナス対象外となっています。そのためスタンダードやマイクロから資金移動をしたときに、移動されるボーナスはすべて消滅してしまいます。

ゼロ口座への資金移動は特に注意しないとね
消滅したボーナスは2度と復活しないので、資金移動をするときはボーナス対象外の口座でないことを確認した上で資金移動をしましょう。
ボーナスのみの移動は不可
資金移動をしたときにボーナスも必ず移動するのでボーナスのみの移動は不可能です。そのため各口座のボーナスをまとめて使用したいときは、一度資金を1つの口座に移動させる必要があります。

「ボーナスだけ(資金0円)」の口座には、資金を入金(または移動)することでボーナスを移すことができる!
ボーナスのみの移動は不可ですが、資金ごと移動してしまえばボーナスを1つの口座へ集めることが可能です。またXMポイントはアカウントに対して貰えます。そのためXMポイントをどの口座で保有するかはユーザー側でコントロールできるので、すべての口座で得たXMポイントを1つに集め「ボーナス専用口座」を作るのもアリと言えるでしょう。
XMポイントを効率良く使う方法やルールをこちらの記事で詳しく解説しています。
XMの資金移動ができない場面とは
ポジション保有時の維持率が150%以下の時
ポジション保有中に資金移動を行う場合ですが、XMではゼロカットのリスクを抑えるため、口座の証拠金維持率が150%以下となる資金移動を認めていません。
また取引ができない期間(週末など)は証拠金維持率400%以上でなければ資金移動ができないので、資金移動をするときは証拠金維持率の計算をしてから申請しましょう。
証拠金維持率の計算式

証拠金維持率150%は安全に取引するときの最低ライン!資金移動に関係なく維持率は150%以上にしておくのがベストだよ!
ゼロカットになると自己資金がなくなりますし、マイナス分はXMが支払うことになります。ポジション保有中の資金移動時は維持率150%以上となっているのは、誰も得しない状況を作らないためとも言えるでしょう。
また経済指標発表時のような値動きが激しい時は維持率が150%以上あったとしてもロスカットやゼロカットになる可能性があるので、資金移動のタイミングには十分注意しましょう。
資金移動は同一名義間の口座のみ
資金移動ができるのは同一名義間内だけなので、身近な人であっても名義が違う口座には資金移動はできません。

資金移動に限らず名義が違う口座とお金のやり取りはできないんだね…
また同一名義間であっても口座が有効化されてない場合は資金移動ができません。同一名義間で資金移動ができないときは、まず口座が有効化されてるかを確認をしましょう。
資金移動のその他のルール
異なる基本通貨の口座間送金は手数料0.3%が発生
XMでは口座開設時に基本通貨を設定できますが、基本通貨が異なる口座間で資金移動をすると0.3%の手数料が発生します。
口座開設時に選べる基本通貨
- 日本円/JPY
- 米ドル/USD
- ユーロ/EUR

基本通貨が同じなら手数料は一切掛かりません。
基本通貨が異なる口座間で資金移動をしたときは、ECBレートに基づいた両替レートが適用されて自動で0.3%の手数料が引かれます。資金移動が完了したときには手数料が引かれた状態なので異なる基本通貨の資金移動でも計算する必要がなく簡単に行えてしまいます。
ただ手数料は抑えたほうが良いので、できるだけ同じ基本通貨内で資金移動をするように心掛けましょう。
XMの資金移動の最低金額は500円
XMで資金移動をするときは最低500円からとなっています。そのため500円以下の資金移動をするときは口座内の資金を500円以上にする必要があります。
口座内の資金を500円以上にする方法
- A口座に1万円、B口座に100円
- A口座からB口座に500円だけ移動
- B口座は600円と移動可能になる
- B口座の600円をA口座に移動
- A口座の資金が1万100円となる

500円以上の口座が1つでもあれば入金しなくても資金移動は可能!
資金移動を繰り返せば500円以下の口座から資金を動かせるので入金する必要はなくなります。ただすべての口座が500円以下の場合は、入金しないと資金移動ができないので覚えておきましょう。
MT4からMT5への資金移動は可能
取引ツールが違う口座でも同一名義間であれば資金移動は可能です。

新たに入金しなくても違う取引ツールを使えるんだね
また口座開設後すぐに資金移動することも可能なので、MT4/MT5のどちらもすぐに使用できます。
資金移動でマイナス残高をリセットできる
ゼロカットになると口座残高がマイナスと表示されますが、資金移動をすればリセットされてすぐに利用開始できます。また残高0円の口座へ資金移動したと同じ扱いなのでマイナス分の補填に使われることは一切ありません。

マイナス口座を復活させたいときは資金移動すれば良いんだね!
マイナスとなった口座は「資金を追加する」「XMポイントを使う」などを行わない限り、いつ使えるようになるか分かりません。ただ入金やXMポイントの使用は気が進まないこともあるので、まずは資金移動ができる口座があるかを確認してみましょう。